公開研究会「質的調査法研究会」:2012年度

第12回「ライフストーリーを聞く・解釈する・記述する」

参加申し込み不要。どなたでもご参加いただけます(入場無料)。

第2回質的調査法研究会では,ライフストーリー研究の第一人者である桜井厚先生をお招きして,ライフストーリーの意義,醍醐味,難しさなどをお話しいただくことになりました。「この方法でいいのだろうか」,「この解釈は妥当なのだろうか」と悩んでいる方,あるいはこれからライフストリー研究を志している方にぜひ,ご参加いただき,みなさんで議論を深めたいと思います。

参考文献

  • 桜井厚(2002).『インタビューの社会学』せりか書房.
  • 桜井厚(2012).『ライフストーリー論』引文堂.

参加希望の方は目を通してきてください。

第11回「私たちの実践研究のその後――方法論を越えて」

  • チラシ日時: 2012年7月27日(金)16:00~18:00
  • 会場: 早稲田大学早稲田キャンパス22号館203教室[アクセス
  • 話題提供: 広瀬和佳子(早稲田大学大学院日本語教育研究科),尾関史(早稲田大学日本語教育研究センター),鄭京姫(早稲田大学日本語教育研究センター),市嶋典子(秋田大学国際交流センター)
  • チラシをダウンロードする[PDF]

参加申し込み不要。どなたでもご参加いただけます(入場無料)。

質的調査法研究会ではこれまで,さまざまな質的研究の方法に注目するとともに,そうした既存の方法を自らの研究にどう活用していくか,既存の方法を選択し,応用するだけでよいのかという問題意識をもち,勉強会や研究会での議論を重ねてきました。広瀬・尾関・鄭・市嶋(2010)は,そうした研究会での発表と議論をふまえ,実践研究の記述をめぐる自らの試行錯誤の過程を分析し,研究の目的と方法の関係について論じました。今回の研究会では,広瀬ら(2010)で論じた実践研究とは何か,実践研究をどう記述すべきかという観点から話題提供し,論文執筆後の話題提供者の考え方の変化についても語り,参加者のみなさまと研究の目的と方法に関する議論をさらに深めたいと考えています。

なお,下記の論文を読んでご参加くださいますようお願いいたします(早稲田大学リポジトリより全文ダウンロードできます)。

  • 広瀬和佳子,尾関史,鄭京姫,市嶋典子(2010).実践研究をどう記述するか――私たちの見たいものと方法の関係『早稲田日本語教育学』7,43-68.http://hdl.handle.net/2065/29804