小林ミナ研究室では――日本語教育を「コミュニケーション」と「言語」の2つのキーワードから考えます。

「日本語を学ぶ」というのは,教科書の文法記述や教師の文法説明をただ丸暗記するだけの受動的・静的な営みではなく,周囲の日本語をリソースとして取りこみながら,頭の中に「日本語のルール(=文法)」を自ら構築していく,きわめて能動的・動的な営みです。そのような営みを支援するために主に次の2つの側面から研究を進めます。1つは,言葉が現実のコミュニケーションの中でどのように使われているかを観察・記述します。もう1つは,学習者が言葉をどのように理解し,整理しているかを観察・記述します。それらの結果を踏まえ,日本語教育の実践,コース・デザインについて具体的に考えます。

更新情報

研究室メンバーによる最近の研究成果一覧

研究プロジェクト

  • 2020~2024年度 JSPS科研費基盤研究(B)「日本語学習者が日本語を「打つ」ために必要な支援とは何か」(研究課題番号:20H01276)研究代表者[科研費DB
  • 2019年7月~2020年3月 早稲田大学特定課題研究(科研費連動型)「国内外における日本語コミュニケーションの実態を踏まえた日本語教育のデザイン」研究代表者
  • 2016〜2020年度JSPS科研費基盤研究(B)「南米日系社会における複言語話者の日本語使用特性の研究」研究分担者(研究代表者:松田真希子)
  • 2016年度~2019年度国立国語研究所機関拠点型基幹研究プロジェクト(公募型共同研究)「「具体的な状況設定」から出発する日本語ライティング教材の開発」プロジェクトリーダー[国立国語研究所による案内
  • 2015〜2019年度JSPS科研費基盤研究(C)「アカデミックライティングにおける適切なリソース活用のための教材開発」研究分担者(研究代表者:副田恵理子)
  • 2015〜2017年度JSPS科研費挑戦的萌芽研究「『私らしく』産出できるようになるためのウェブ型日本語教材の開発」(研究課題番号:15K12899)研究代表者[科研費DB

研究発表・講演

  • 小林ミナ(2020年9月3日).「外国語として出会う日本語」(卓話)東京丸の内ロータリークラブ・第59回例会(センチュリーコート丸の内,東京).
  • 小林ミナ(2019年8月7日).「『状況』の中で言葉を考える」「『状況』から出発する実践のデザイン」(講義)日露青年交流センター・2019年度 第21回日本語教師派遣事業 赴任前研修(国際交流基金日本語国際センター).
  • 小林ミナ(2019年6月16日).「状況から始まる日本語教育」(基調講演)大連外国語大学日本語教育研究会(大連外国語大学,中国).
  • 小林ミナ(2018年2月24日).「「状況から出発する」日本語授業」(講演)公益財団法人松戸市国際交流協会日本語教育講演会(松戸市女性センターゆうまつど,松戸).
  • 小林ミナ(2017年10月20日).「『文法のためのコミュニケーション』から『コミュニケーションのための文法』へ」(講演)アクラス研修(アクラス日本語教育研究所,東京).
  • 小林ミナ(2017年2月12日).「「具体的な状況設定」から出発する日本語ライティング教材の開発」(基調講演)国立国語研究所機関拠点型基幹研究プロジェクト第1回公開研究会(国立国語研究所,東京).

論文等

  • 小林ミナ(2017).「状況から出発する」アプローチ『早稲田日本語教育学』22,101-113.http://hdl.handle.net/2065/00054105
  • 小林ミナ(2016).複言語・複文化時代の日本語教育における日本語教師養成.本田弘之,松田真希子(編)『複言語・複文化時代の日本語教育』(pp. 135-162)凡人社.
  • 小林ミナ(2016).複言語・複文化時代の日本語教育における日本語教師養成.本田弘之,松田真希子(編)『複言語・複文化時代の日本語教育』(pp. 135-162)凡人社.
  • 小林ミナ(2016).新しい日本語教育学の全体像を描く――新旧の『日本語教育事典』を比較して.徐敏民,近藤安月子(編)『日本語教育の研究』(日本学研究叢書 第9巻)外語教学与研究出版社(中国・北京).

学位論文

  • 伊藤沙智子(2018).『日本語学習者は自らのことばの体系をどのように構築しているのか――関連表現とみなした言語項目を手がかりに』早稲田大学大学院日本語教育研究科博士論文(未公刊).
  • ゲオルギエバ,V.T.(2015).『日本語学習者における文法知識の習得――ガ格をマークする「は」と「が」を事例に』早稲田大学日本語教育研究科博士論文.http://hdl.handle.net/2065/45816
  • 舩橋瑞貴(2014).『「注釈挿入」や「言い直し」はどのように実現されるのか――コミュニケーションの「全体」から「部分」を見る』早稲田大学大学院日本語教育研究科博士論文.[概要書全文:PDF

そのほか,全ての業績は,「研究室メンバー」をごらん下さい。