● 小林ミナ研究室では ●

日本語教育を「コミュニケーション」と「言語」の2つのキーワードから考えます。

「日本語を学ぶ」というのは,教科書の文法記述や教師の文法説明をただ丸暗記するだけの受動的・静的な営みではなく,周囲の日本語をリソースとして取りこみながら、頭の中に「日本語のルール(=文法)」を自ら構築していく,きわめて能動的・動的な営みです。そのような営みを支援するために主に次の2つ側面から研究を進めます。1つは,言葉が現実のコミュニケーションの中でどのように使われているかを観察・記述します。もう1つは,学習者が言葉をどのように理解し、整理しているかを観察・記述します。それらの結果を踏まえ,日本語教育の実践,コース・デザインについて具体的に考えます。

更新情報

ゼミ生研究成果

研究プロジェクト

  • 小林ミナ(2009).「コミュニケーションのための日本語ウェブ教材の作成と試用」科研費基盤研究(A)研究課題番号:21242012.[科研費DB
  • 小西円(2009).「日本語学習者の「場面による文法形式の使い分け」の実態 ― 母語話者との比較を通して」科研費若手研究(B)研究課題番号:21720191).[科研日DB

学位論文

  • チャンティミンフォン(2009).『日本語学習者における形式名詞「の」「こと」の習得 ― ベトナム語母語話者の場合』早稲田大学日本語教育研究科修士論文.
  • 金世真(2009).『終助詞「かな」の語用論的考察 ― FTA補償マーカーの機能を中心に』早稲田大学日本語教育研究科修士論文.

論文

  • 舩橋瑞貴(2011).注釈挿入の発話構造と言語形式 ― 言語による発話構造の有標化」『日本語文法』11(1),105-121.
  • 伊藤沙智子(2010).初級文法の類似表現「ナクテ/ナイデ」におけるグレーゾーン『日本語文学』49,103-124.(韓国:日本語文学会)
  • 鄭惠先,小池真理,舩橋瑞貴(2009).『現代日本語書き言葉均衡コーパス』に見られる「~てならない」「~てたまらない」「~てしかたない」「~てしょうがない」の使い分け ― 日本語学習者に対する指導への応用『北海道大学留学生センター紀要』13,4-21.

研究ノート

  • 小西円(2010).日本語学習者による「から」と「ので」の使い分け――運用と意識に着目して『多摩留学生教育研究論集』7,1-7.

研究発表

  • 冨永敦子,齋藤綾子,宮本明子,内田夕津,太田裕子,佐渡島紗織(2011年6月).「eラーニングと指導員フィードバックによる学術的文章作成授業の効果測定」大学教育学会第33回大会(桜美林大学,東京).
  • 舩橋瑞貴(2010年8月).「独話における言語使用 ― テレビ放送とラジオ放送の比較から」台湾日本語教育世界大会.
  • 副田恵理子,佐々木良造,舩橋瑞貴,小林ミナ(2010年8月).「コミュニケーションのための『書く』教材」台湾日本語教育世界大会.
  • ゲオルギエバ,B.(2010年7月).「活動の真正性によって学習者のパフォーマンスは異なるか ― 主格をマークする『は』と『が』の使用を例に」(一般発表)2010世界日本語教育大会(台湾:国立政治大学)
  • 齋藤綾子(2010年7月).「ノダガ類の機能と音声的特徴」台湾日本語教育世界大会(国立政治大学,台北).
  • 舩橋瑞貴(2010年5月).「口頭発表における挿入注釈 ― 言語による挿入部の有標化」日本語教育学会2010年春季大会.
  • 伊藤沙智子(2010年2月).「初級文法の類似表現『ナクテ/ナイデ』におけるグレーゾーン」日本語文学会2010冬季学術大会(韓国).
  • 齋藤綾子(2009年10月).「自然会話における『のだが』類の使用」日本語教育学会2009年秋季大会.
  • 小西円(2009年9月).「『から』『ので』の形態的特徴と使用ジャンル ― BCCWJを用いた定量的調査」第24回社会言語科学会研究大会(京都大学).
  • 齋藤綾子(2009年9月).「ノダガ類を用いて人はどのように相互行為を展開するのか?」社会言語科学会第24回研究大会.
  • 舩橋瑞貴,市川明美(2009年8月).「インタビューにおける応答発話の終結方法」OPI国際シンポジウム.
  • ゲオルギエバ,B.(2009年7月).「強い従属節における『が』の機能の習得」日本語教育国際研究大会(シドニー).

そのほか,全ての業績は,「研究室メンバー」をごらん下さい。