上原龍彦
21期生:2011年春入学
研究テーマ:日本語学習者は生活世界の中で「教室」をどのように位置づけているのか ― 地域の日本語教室をフィールドとして
21期の上原龍彦と申します。
「いつか海外でいろんな国の人と働きたい!」という希望を持って早稲田大学に入学したのが4年前。私が「日本語教育」の存在を知ったのは,まさにその4年前の学部1年生の時でした。たまたま時間割が空いていた木曜日に「日本語教育学入門」という授業を受講しました。その授業がきっかけで「日本語教育」という領域に強く惹かれるようになりました。「海外」でなくとも「いろんな国の人」が日本に存在しており,その人たちと日本語という「ことば」のやり取りを通してその人を知っていく過程が楽しかったのかもしれません。私自身,「日本語教育」をきっかけとして,大学の留学生,地域の日本語教室に通うボランティアの方や学習者の方,外国につながりを持つ子どもたちなど,様々な人との「つながり」を作ることができました。
現在は大学院で研究を進めながら,様々な場所で様々な形で「日本語教育」に関わっています。「あなたの研究テーマは何か。なぜ,『あなたが』そのテーマを研究するのか。それをテーマとして研究する意義はどこにあるのか。日本語教育全体にあなたのテーマはどのように位置づくのか。…」この終わりのない問いを考え続け,「ことば」にしていく過程は苦しさの連続です。しかし先生方をはじめ,日研全体でテーマに関して意見をくださる環境は何にも替え難いものです。このような環境を得られたこと,そして「日本語教育」で得られた「つながり」に感謝し,これから研究に励んでいきたいと思います。
業績
論文
- 上原龍彦(2011).相互主体的な関係における「実践者の主体性」と児童の「成長」とは『年少者日本語教育実践研究』17,41-49.
- 上原龍彦(2010).『日本語ボランティアの活動観・行動・学び』早稲田大学文化構想学部卒業論文(未公刊).
発表
- 上原龍彦,人見美佳(2012年3月4日).「複数言語意識は将来の進路選択にどのような影響を与えているのか ―『大学進学』を果たした『移動する子ども』に対するインタビュー分析を通して」「移動する子どもたち」国際研究集会(東京:早稲田大学).
- 大森麻紀,本間祥子,上原龍彦(2012年3月4日).「『本』の世界を通してことばの学びを考える ― 被災地での『せかい子ども音読大会』の実践から」「移動する子どもたち」国際研究集会(東京:早稲田大学).
その他
- 早稲田大学日本語教育研究センターわせだ日本語サポート(2012).『わせだ日本語サポートナビ ― よりよいサポートに向けて』.(編集・執筆)
- 早稲田大学日本語教育研究センターわせだ日本語サポート(2012).『日本語サポートNEWS』1.http://www.waseda.jp/cjl/html/dat/support/support_news.pdf(編集協力)*
*「わせだ日本語サポート」とは早稲田大学で学ぶ留学生の自律的な日本語学習を支援する、大学院生が中心となった組織です。[Facebook「わせだ日本語サポート」]