李 址遠(イ・ジウォン)

2020年2月,博士号取得

研究テーマ

スピーチレベル,談話分析

学位論文

  • 李址遠(2020).『「コミュニケーション論」の視座に基づく第二言語教育・学習の研究の構想――社会的視点からの談話分析の射程と可能性』早稲田大学大学院日本語教育研究科博士論文.http://hdl.handle.net/2065/00073840
  • 李址遠(2016).『日本語の会話におけるスピーチレベルの仕組みとその調整の様相』早稲田大学大学院日本語教育研究科修士学位論文(未公刊).

業績

受賞

社会言語科学会 第20回(JASS43)研究大会発表賞
李址遠(2019).「会話の中での学習の達成――学習の達成を可能にするメタ語用的フレームに注目して」社会言語科学会 第43回大会.

研究助成

2019年4月~2022年3月(代表者:李址遠)
「第二言語学習に伴う学習者の認識の変容に関する研究」科研費: 若手研究(19K13244)
2018年7月~2019年3月(代表者:李址遠)
「相互行為能力とその習得過程に関する研究――コンテクスト化という観点からの検討」早稲田大学2018年度特定課題研究助成(特定課題B,2018B-329)
2018年4月~2019年3月(代表者:李址遠)
「相互行為能力とその習得過程に関する研究――コンテクスト化という観点からの考察」早稲田大学2018年度特定課題研究助成(基礎助成,2018K-408)
2017年7月~2018年3月(代表者:李址遠)
「教室外の日本語コミュニケーションにおける学びの諸相――言語的・社会文化的な知識の呈示,変容,そして生成」早稲田大学2017年度特定課題研究助成(新任の教員等,2017S-175)

論文

  • 李址遠(印刷中).社会的視点に基づく第二言語習得研究の理論的枠組みに対する批判的検討『早稲田日本語教育学』26.
  • 李址遠(印刷中).会話における反復と言語学習.Human Linguistics Review, 4
  • 李址遠(2018b).文型導入という活動では何がなされているか――教師用参考書における導入例の談話分析から見えてくるもの『早稲田日本語教育学』24,101-120.http://hdl.handle.net/2065/00057562
  • 李址遠(2018a).談話における裸のダ体発話の機能について――発話の聞き手指向性のテクスト化を中心に.Human Linguistics Review, 3,23-38.
  • 李址遠(2017).待遇コミュニケーション学の位置づけ――言語とコンテクストを中心に見た社会言語学との関係『待遇コミュニケーション研究』14,59-74.
  • 李址遠(2016b).言語形式の待遇的価値と談話の「待遇度」――言語形式に基づく談話分析のための新たな枠組みの提案『早稲田日本語研究』25,15-28.
  • 李址遠(2016a).スピーチレベル研究に対する批判的再検討『待遇コミュニケーション研究』13,1-17.
  • 李址遠,角浜ひとみ,沈紋紋,黄均鈞(2014).課題解決型グループワークにおける「深まり」について――「深まり」を可能にするものとは『待遇コミュニケーション研究』11,1-17,

発表

  • 李址遠(2019年)「会話の中での学習の達成――学習の達成を可能にするメタ語用的フレームに注目して」社会言語科学会第43回大会.
  • 李址遠(2018年b).「会話の中でのことばの学びの諸相」(データセッション)「言語と人間」研究会2018年度第1回例会.
  • 任ジェヒ,平松友紀,蒲谷宏,李婷,李址遠(2018).「日本語教育においてコミュニケーション教育が目指すもの」早稲田大学日本語教育学会2018年春季大会.
  • 李址遠(2018年a).「マクロ・コンテクストはいかにミクロな相互行為に関連づけられるか――社会記号論系言語人類学の立場からの考察」社会言語科学会第41回研究大会.
  • 李址遠(2017年b).「日本語教科書の教師用参考書における導入例の分析――文型導入のためのコンテクストの形成に着目して」日語教育学会第32回国際学術大会.
  • 李址遠(2017年a).「『若者』というカテゴリーをめぐる相互行為の諸相」「言語と人間」研究会第42回春期セミナー.
  • 蒲谷宏,李址遠,任ジェヒ,金桂英,丁雪花(2016年).「待遇コミュニケーション学の位置づけ――関連する研究分野との関係」(大会委員企画)待遇コミュニケーション学会2016年度秋季大会.
  • 李址遠(2016年10月).「裸のダ体の機能について」日本語/日本語教育研究会第8回大会.
  • 李址遠(2015年10月).「スピーチレベルを扱う研究の限界と問題点」待遇コミュニケーション学会2015年度秋季大会.
  • 李址遠(2015年5月).「「改まり」の意味を探る――記号論的枠組みから見えてくるものとは」「言語と人間」研究会2015年度5月例会.
  • 李址遠(2015年3月).「『改まり』とは何か――指標性の観点から考える言語表現の社会的意味」社会言語科学会第35回研究大会.
  • 李址遠(2014年12月).「日本語会話におけるスピーチレベル調整を捉えるための新たな枠組みの提案」韓国日語日文学会2014年冬季学術大会.
  • 李址遠(2014年10月).「日本語会話のスピーチレベルに対する新たな捉え方の試み」待遇コミュニケーション学会2014年度秋季大会.
  • 李址遠(2014年7月).「『陳述性』と『省略性』に基づくスピーチレベルの違い」早稲田日本語学会2014年度前期研究会.
  • 李址遠(2014年6月).「待遇の観点から見た新たな文体の分類の試み――言語表現の有する「相手目当て性」を中心に」日本言語文化学研究会第48回研究会.
  • 李址遠,角浜ひとみ,沈紋紋,黄均鈞(2012年8月).「課題解決型グループワークにおける『深まり』を可能にする環境――コミュニケーション主体の総合行為の観点から」日本語教育国際研究大会名古屋2012.

プロフィール

出身

韓国

経歴

2019年3月〜現在
早稲田大学 日本語教育研究センター 招聘研究員/インストラクター(非常勤)
東洋大学 非常勤講師
東京工芸大学 非常勤講師
2017年9月~2018年9月
山野美容芸術短期大学 非常勤講師
2017年4月~2019年3月
早稲田大学 日本語教育研究センター 助手
2015年9月~2017年3月
早稲田大学 日本語教育研究センター インストラクター(非常勤)
2015年4月~2017年2月
日本外国語専門学校 非常勤講師
2015年3月~2015年8月
千代田国際語学院 非常勤講師

所属学会・研究会