三井一巳(ミツイ カズミ,MITSUI Kazumi)

2017年春入学

学部時代に国語科の教職課程をとる傍ら,日本語教員養成課程も履修しました。卒業後は縁あって中国の大学で教鞭をとることとなりました。そこでは会話やスピーチのクラス,日本人との交流会などを担当し,日本語教育に携わる喜びや難しさを知りました。学習者のニーズにこたえようと模索する中で,学んだ理論を実践に活かす難しさを知った私は,帰国後日本語教育研究科に進むことを決めます。そこで学び考えたことをもとに,現在も日本語教育に貢献できるよう日々努力しています。

研究内容

日本語学習者にとって難しいとされている類義語を扱っています。従来のような類義語の意味領域の境目を教師が指導する方法は,学習語彙に含まれる類義語の数や母語と日本語との意味領域のズレなどから限界があると考えました。そこで「学習者が自ら類義語の意味概念を見出すことは可能か」という問いのもと,認知言語学的視点もふまえ修士論文を執筆しました。博士論文ではより具体的で効果的な指導方法を提案できるよう研究を続けています。

学位論文

  • 三井一巳(2016).『日本語学習者は類義語の意味概念を自ら見出すことができるか――中国語母語話者を対象とした指導の試み』早稲田大学大学院日本語教育研究科修士論文(未公刊).

業績

論文等

  • 三井一巳,鄭在喜,藤田百子,吉田好美(2019).レポート作成におけるルーブリック評価の再考――教員と受講生の評価観点のずれとレポート産出の変化からの考察『早稲田日本語教育実践研究』7,15-22.
  • 三井一巳(2017).日本語教育における類義語指導の一考察――日本語学習者の振り返りからみる困難点と学習方法『早稲田日本語教育学』23,101-108.http://hdl.handle.net/2065/00056324

発表

  • 鄭在喜,吉田好美,藤田百子,三井一巳(2019年6月29日).「レポート作成における評価手法の検討――ルーブリック評価を用いたレポート指導のあり方」(口頭発表)小出記念日本語教育研究会第28回(東京:国際基督教大学).
  • 藤田百子,吉田好美,三井一巳,鄭在喜(2018年8月3~4日).「レポートに必要な要素に関する一考察――ルーブリック評価から見られた受講生の気づきから」(口頭発表)日本語教育国際研究大会(ITALY: CA'FOSCARI UNIVERSITY).
  • 鄭在喜,吉田好美,藤田百子,三井一巳(2017年9月16日).「中級から中上級への向上に必要な要素に関する一考察――ルーブリック評価表を用いて」(ポスター発表)日本語教育方法研究会第49回(茨城・筑波:筑波大学).
  • 三井一巳(2016年10月2日).「類義語の意味概念を学習者自らつかむための指導の試み――初中級レベルの中国語母語話者を対象として」(ポスター発表)日本語/日本語教育研究会 第8回(東京:学習院女子大学).
  • 鳥居萌,平松友紀,三井一巳(2015年9月13日).「海外SEND派遣プログラムの報告――長期・短期の「研修生」という立場から」(ポスター発表)早稲田日本語教育学会 2015年秋季大会(東京:早稲田大学早稲田キャンパス).
  • 三井一巳,平松友紀(2015年8月2日).「SEND海外派遣プログラム日本語研修報告――コミュニカティブアプローチによる実践を考える」(ポスター発表)日本語教育学会 実践研究フォーラム(東京:国際交流基金日本語国際センター).