年少者日本語教育の現場と研究を結ぶネットワーク。
実践報告と全体討論「年少者日本語教育学を考える会」では,「年少者日本語教育における実践研究とは何か」というテーマを探究しています。2010年11月には第6回研究集会を開催し[記録],「実践をどう語り,どう伝えるか」といったテーマで実践発表と討論を行いました。
第7回研究集会では第6回に引き続き,実践報告の発表とそれに基づく討論を行います。今回は,浜松と鈴鹿という2つの地域の小学校でJSL児童への日本語支援を実施している実践者からの報告に基づき,実践を記述する意義や方法,実践の結果と考察,そして,実践者自身の気づきや変容をどのように捉えるか,参加者のみなさんと一緒に考えたいと思います。
また,第7回研究集会では,実践報告ののちに,ラウンドテーブル形式で,実践についてじっくりと語り合う時間を持ちます。参加されるみなさんの日々の実践についても,このときに話し合いましょう。その後,全体討論において,実践に関するそれぞれのテーブルでのやりとりを参加者全員で共有します。このふたつのセッションを通して,実践を語ることと記述することが実践研究としてどのように位置づくかを,深めたいと思います。みなさん,どうぞ奮ってご参加ください。
国境を越えて移動する人々が地球規模で増加する中,日本においても「移動する子どもたち(Children Crossing Borders)」への教育を整備することが,喫緊の課題となっている。多様な背景をもつ子どもたちが,日本社会で疎外されることなく,力強く生きていくための「ことばの力」を育てなければならない。JSL(Japanese as a Second Language)教育の研究者として最前線でこの課題に取り組んできた編者たちが,オーストラリアにおけるESL(English as a Second Language)教育の理論と実践,異領域の専門家との対話を通して,新たな「ことばの教育」の理念と方法を模索する。
なお,本書は,2007年2月開催の国際研究集会『「移動する子どもたち」の言語教育』[WEBサイト]の研究成果である。