修士課程 23期生(2012年4月入学)

林善瑛(イム ソンヨン)

自己紹介

韓国のソウル出身です。日本に興味を持ち始めたきっかけはアニメでした。日本語を聞き取りたい,日本語で話したいと日本語を習い始めたのが,また日本語教育に興味を持ち始めたきっかけとなりました。2008年,日本に留学に来て,日本語学校や日本での大学への編入,そして今の大学院に入学することができました。韓国での日本語教育に貢献できるような研究を進めていきたいと思います。

研究テーマ

  • 日本語学習における語彙意味の理解研究ー韓国人母語話者の思考の影響について
  • キーワード: 語彙意味,語彙理解,スキーマ

藤田百子(フジタ モモコ)

自己紹介

学部時代の興味はことばを学ぶことでしたが,ノルウェーに居た時,移民としてノルウェー語を学んだことがきっかけで,外国語教育に興味を持ちました。帰国後一般企業で働きながら日本語教師の資格を取得し,日本語学校やビジネスパーソンへのプライベートレッスン,地域の教室などで,日本語教師として色々な学習者と出会ってきました。今後は,色々な現場から沸き起こる疑問や問題意識が軸となった研究をすることで,日本語教育に貢献していきたいと思っています。

研究テーマ

  • 「書く」活動から見る自己表現の一考察――自己紹介を例に
  • キーワード: 書く,言語活動,コミュニケーション教育,社会言語能力

細井陽子(ホソイ ヨウコ)

自己紹介

高等教育機関へ進学を希望する留学生や,定住・永住者,ビジネスパーソンとその家族に日本語を教えてきました。様々な場面における言葉の使われ方の実態を知り,それを教育に活かしたいと思い,2012年に日研に入りました。修了後は日本語学習者コーパスの構築に携わりながら日本語教師を続けています。現在は学習環境による習得の違いに興味を持っており,研究成果を日本語教育の現場に還元していけたらと思っています。

研究テーマ

  • 論文要旨を読むための情報の抽出
  • 日本語学習者の専門に関する読解プロセス
  • 学習環境による習得の違い
学位論文
  • 細井陽子(2013).『日本語論文の読解力向上に必要な支援――コーパスに基づいた言語実態調査と読解プロセスに関するインタビュー調査に基づいて』早稲田大学大学院日本語教育研究科修士論文.

業績

著書・論文
  • 迫田久美子,細井陽子(2020).異なった学習環境における日本語使用の正確さと複雑さ――日本語学習者コーパス(I-JAS)の分析に基づいて『計量国語学』32(7),403-418.
  • 迫田久美子,佐々木藍子,細井陽子,須賀和香子(2020).学習者コーパスを活用したモダリティ研究――日本語学習者の「かなと思う」の発達.田窪行則,野田尚志(編)『データに基づく日本語のモダリティ研究』(pp. 83-101)くろしお出版.
  • 迫田久美子,石川慎一郎,李在鎬,佐々木藍子,須賀和香子,野山広,細井陽子,八木豊(2020).『日本語学習者コーパスI-JAS入門――研究・教育にどう使うか』(4~5章)くろしお出版.
  • 迫田久美子,細井陽子(2018).International Corpus of Japanese as a Second Language(I-JAS)――日本語学習者の言語研究と指導のために『英語コーパス研究』25,133-149.[PDF
  • 迫田久美子,小西円,佐々木藍子,須賀和香子,細井陽子(2016).多言語母語の日本語学習者横断コーパス『国語研プロジェクトレビュー』6(3),93‒110.http://doi.org/10.15084/00000831
  • 迫田久美子,小西円,佐々木藍子,須賀和香子,細井陽子(2016).『I-JAS構築に関する最終報告書』国立国語研究所日本語教育研究・情報センター.
  • 『みんなの日本語初級〈Ⅰ〉漢字練習帳』初版(2004年)スリーエーネットワーク(共著)

研究発表

  • 細井陽子,迫田久美子(2019).「日本留学で伸びる言語能力と伸びない言語能力――中国語母語話者のロールプレイ・データに基づいて」(ポスター発表)2019年度日本語教育学会春季大会予稿集(pp. 434-439).
  • 細井陽子,須賀和香子(2018年12月23日).NINJAL 第4回学習者コーパス・ワークショップ,初心者コース「I-JAS中納言の使い方 実践練習」(口頭発表).
  • 迫田久美子,佐々木藍子,須賀和香子,細井陽子(2018年12月16日).「学習者コーパスを活用したモダリティ研究の可能性」(口頭発表)NINJALシンポジウム「データに基づく日本語研究」予稿集(p. 16).
  • 迫田久美子,佐々木藍子,須賀和香子,細井陽子(2018年9月7日).「日本語のモダリティ『かなと思う』――コミュニケーション機能と学習者の言語使用」(口頭発表)平成30年度コーパス合同シンポジウム『コーパスに見る日本語のバリエーション――モダリティ研究の可能性』.
  • 細井陽子(2017年12月3日).NINJAL 第3回学習者コーパス・ワークショップ「I-JAS中納言の使い方 実践練習」(口頭発表).
  • 細井陽子,迫田久美子(2017年12月3日).「日本語習得における言語環境とレベルの違いの影響――『依頼』のロールプレイの言語使用に基づいて」(ポスター発表)第3回学習者コーパス・ワークショップ予稿集(pp. 44-49).
  • 迫田久美子,佐々木藍子,須賀和香子,細井陽子(2017年11月26日).「学習者コーパスの構築に関 するケーススタディ――調査実施とデータ整備のプロセスの問題点」(ポスター発表)2017年度日本語教育学会秋季大会予稿集(pp. 452-455).
  • 迫田久美子,細井陽子(2017年9月8日).「学習者コーパスに見る言語環境の違いとコミュニケーション」(口頭発表)平成29年度コーパス合同シンポジウム『コーパスに見る日本語のバリエーション――話者の属性』.
  • 細井陽子(2017年3月10日).「I-JASの概要」(口頭発表)NINJAL 第2回学習者コーパス・ワークショップ.
  • 細井陽子(2016年12月3日).「I-JASの概要」(口頭発表)NINJAL 第1回学習者コーパス・ワークショップ.
  • 迫田久美子,佐々木藍子,須賀和香子,細井陽子(2017年5月21日).「学習者コーパスの構築に関するケーススタディ――調査計画のプロセスから学ぶ」(ポスター発表)2017年度日本語教育学会春季大会予稿集(pp. 326-331).
  • 細井陽子,世良時子,根本愛子(2017年5月21日).「『やさしい日本語地域ニュース』とNEWS WEBEASYの比較分析――名詞と動詞の頻度に焦点をあてて」(ポスター発表)2017年度日本語教育学会春季大会予稿集(pp. 472-477).
  • 細井陽子(2016年12月3日).「I-JASの概要」(口頭発表)NINJAL 第1回学習者コーパス・ワークショップ.
  • 迫田久美子,野山 広,佐々木藍子,細井陽子(2016年9月10日).「学習者の発話データに基づく日本語の習得――存在表現,接続表現と依頼表現を中心に」(パネル発表)2016年日本語教育国際研究大会.
  • 細井陽子(2016年9月10日).「学習者の絵描写タスクにみられる存在表現――母語別の観点から」(パネル発表)2016年日本語教育国際研究大会.
  • 世良時子,根本愛子,細井陽子(2016年5月22日).「『やさしい日本語』によるニュースのテキスト分析――『やさしい日本語地域ニュース』とNEWS WEB EASY の語彙に注目して」(ポスター発表)2016年度日本語教育学会春季大会予稿集(pp. 309-310).
  • 迫田久美子,小西円,佐々木藍子,須賀和香子,細井陽子(2016).多言語母語の日本語学習者横断コーパス『国語研プロジェクトレビュー』6(3),93-110.
  • 佐々木藍子,細井陽子,迫田久美子(2016年1月23日).「学習者コーパスの意義とI-JAS――I-JASの特徴と可能性を中心に」(ポスター発表)NINJAL国際シンポジウム.
  • 小西円,須賀和香子,細井陽子,佐々木藍子,八木豊,迫田久美子(2015年9月23日).「学習者発話の高度な形態素解析を目指したタグの設計」(ポスター発表)日本教育工学会第31回全国大会.
  • 栗又由利子,根本愛子,神山英子,松浦真理子,細井陽子,世良時子(2015年8月2日).「日本語母語話者に向けた『やさしい日本語』講座の実践――多文化共生を目指した地域実践として」(ポスター発表)2015(平成27年度)第6回日本語教育学会研究集会実践研究フォーラム予稿集(p. 45).
  • 栗又由利子,世良時子,神山英子,松浦真理子,細井陽子(2014年8月2日).「やさしい日本語を用いた情報提供セミナーの実施――日本語教師と外国人や各分野専門家との協働の試み」(ポスター発表)2014年度日本語教育学会実践研究フォーラム予稿集(pp. 75-77).
  • 細井陽子(2014年3月29日).「学習者の専門分野における日本語読解の実態――読解プロセスに関するインタビュー調査に基づいて」(口頭発表)早稲田大学日本語教育学会2014年春季大会企画・研究発表会資料集(pp. 35-38).
  • 奥山寛,相川弓映,高橋淳二,藤田百子,細井陽子,渡邉拓洋(2013年8月7日).「『日本語教育ドーナッツの会』活動報告――関係者の連携を求めて」(自由研究発表)日本語学校教育研究大会,大会予稿集(pp. 37-40).
  • 細井陽子(2014年3月1日).「留学生のための論文要旨読解支援を目指して――理系論文要旨コーパスに基づいた『読む』ための言語情報の抽出」(口頭発表)第16回専門日本語教育学会研究討論会誌(pp. 2-3).

経歴

2016年4月~現在
山野日本語学校(非常勤講師)
2014年4月~2020年3月
国立国語研究所日本語教育研究領域(プロジェクト非常勤研究員)
1988年~2012年3月
日本語学校等(専任,非常勤講師)

(2020年4月01日現在)

前原舞(マエハラ マイ)

自己紹介

2012年3月まで早稲田大学教育学部英語英文学科に所属しており,SLA,英語教育,心理言語学を専攻していました。塾で英語教師のバイトをしながら「この子達に英語を教えるなら,母語である日本語についてもっと知るべきだ」と感じたことから副専攻で日本語教育を受講しました。そこで日本語教育ではいかに多様な学習者が存在するか,そこからどのような多様な問題が生まれているかなどを知り,もっと深く知りたいと思いました。

現在はミシガン州のアルビオン大学で,日本語初級クラスと中級クラスのTAをやっております。初めての現場の体験や,学習者として自分の英語に苦戦する毎日で,考えさせられることがいっぱいです。“Go native, but make sure to come back” をモットーに,ここでたくさんのことを吸収して,日研に帰りたいです!

研究テーマ

  • 日本語教育と言語と思考
  • キーワード: 言語心理学,言語社会学,言語と思考