博士後期課程 8期生(2006年9月入学)
小西 円(コニシ マドカ)
自己紹介
生まれも育ちも大阪の,関西弁ネイティブです。数年前に関東に来てから,バイリンガル生活(?)を送っています。日々,ない知恵をしぼりつつ走り回っていますが,時々は立ち止まって熟考せねばと思っています。
研究テーマ
- 話し言葉,書き言葉,またはジャンルの違いによる文法形式の選好傾向や言語連結パターンの抽出
- コーパスを用いた,言語使用の実態調査
- コミュニケーションのための日本語教育文法
博士論文題目(仮)
バリエーションのある文法項目の出現環境に関する研究 ― 母語話者コーパスと学習者の使い分け調査から
キーワード
バリエーション,コーパス,言語連結パターン,言語外的要素,義務の表現,原因・理由の表現,「のではないか」
主な参考文献
- 石川慎一郎(2008).『英語コーパスと言語教育 ― データとしてのテクスト』大修館書店.
- 小林ミナ・日比谷潤子(編)(2009).『日本語教育の過去・現在・未来 第5巻 文法』凡人社.
- 真田信治(編)(2006).『社会言語学の展望』くろしお出版.
- 渋谷勝己(2007).なぜいま日本語バリエーションか『日本語教育』134,6-18.
- 野田尚史(編)(2005).『コミュニケーションのための日本語教育文法』くろしお出版.
- 前川喜久雄(2007).コーパス日本語学の可能性 ― 大規模均衡コーパスがもたらすもの『日本語科学』22,13-28.
- Biber, D., Conrad, S., & Reppen, R. (1998). Corpus Linguistics: Investigating language structure and use. Cambridge University Press.(斉藤俊雄・朝尾幸次郎・山崎俊次・新井洋一・梅咲敦子・塚本聡(訳)(2003).『コーパス言語学 ― 言語構造と用法の研究』南雲堂.)
研究業績
研究プロジェクト
- 小西円(2009).「日本語学習者の「場面による文法形式の使い分け」の実態 ― 母語話者との比較を通して」科研費若手研究(B)研究課題番号:21720191.[科研日DB]
論文
- 小西円(2008).実態調査からみた「義務の表現」のバリエーションとその出現傾向『日本語教育』138,73-82.
- 小西円(2008).文章・談話のタイプに関する考察の試み ― 「(の)ではないか」類の出現形と使用環境の関連について『早稲田大学日本語研究』17,35-46.
- 江田すみれ・小西円(2008).3種のコーパスを用いた3級4級文法項目の使用頻度調査とその考察『日本女子大学紀要・文学部』57,1-28.
- 小西(仁田)円(2004).条件表現の周辺形式「場合(には)」と「かぎり(は)」について ― 時間を表す文との関連を中心に『大阪大学留学生センター研究論集 多文化社会と留学生交流』8,37-53.
- 小西(仁田)円(2003).条件形式化する原因・理由形式についての記述的考察『大阪産業大学論集人文科学編』109,45-58.
- 小西(仁田)円(2001).仮定的な時の副詞節について ― 「とき(に)は」を中心に『日本語・日本文化研究(大阪外国語大学日本語講座)』11,139-152.
- 小西(仁田)円(2001).カラニハとニヨッテハ ― 事実性をあらわす文から仮定性をあらわす文へ『STUDIUM(大阪外国語大学大学院院生協議会)』28,140-156.
実践報告・調査報告
- 江田すみれ・小西円(2006).複数のコーパスによる文法項目の使用頻度調査 ― 予備調査の報告『国文目白(日本女子大学国語国文学会)』45,1-18.
- 野田春美(編)池谷知子・岡村裕美・小西円・坂本智香・高橋博美・建石始・辻野あらと・中尾桂子・中崎崇・中原香苗・森篤嗣・湯浅章子(2006).『『日本語を書くトレーニング』を用いた授業の実践報告』神戸学院大学人文学部研究推進費2003-2005年度研究成果報告書.
- 野田春美・池谷知子・岡村裕美・小西円・坂本智香・建石始・辻野あらと・中尾桂子・中崎崇・中原香苗(2006).プレゼンテーション指導と連動させた文章表現教育法の実践報告『人文学部紀要(神戸学院大学)』26,1-25.
- 野田春美・池谷知子・岡村裕美・坂本智香・建石始・辻野あらと・中尾桂子・中崎崇・小西(仁田)円・森篤嗣(2005).アカデミック・ライティングを中心にした文章表現教育法の実践報告『人文学部紀要(神戸学院大学)』25,51-67.
- 野田春美・池谷知子・岡村裕美・建石始・辻野あらと・中尾桂子・中崎崇・小西(仁田)円・森篤嗣・湯浅章子(2004).少人数クラスによる大学生対象の文章表現教育法の実践報告『人文学部紀要(神戸学院大学)』24,23-35.
- 小西(仁田)円(2002).日本語キャンプにおける日本語教育の試み ― CLV「森の池」活動記録『STUDIUM(大阪外国語大学大学院院生協議会)』29,42-54.
学会発表
- 小西円(2009年9月19,20日).「『から』『ので』の形態的特徴と使用ジャンル ― BCCWJを用いた定量的調査」第24回社会言語科学会研究大会(京都大学).
- 小西円(2007年3月).「音声表現と文字表現における推量表現の相違 ― 日常会話における「んじゃないか」の重要性とバリエーション」早稲田大学日本語教育学会2007年春季大会.
- 小西円(2006年10月).「コーパス別にみたモダリティ」江田すみれ・小西円・黒沢晶子・鈴木睦『パネルセッション:日本語の使用実態からの日本語教育文法再考』日本語教育学会秋季大会.
- 前原かおる・小西円(2006年5月).「日本語における「少なさ」の表現をめぐって ― 「数量表現+だけ」を中心に」日本語教育学会春季大会.
その他
- 小西円(2008年8月14日).第65回日本語教師夏季集中セミナー『〈日本語教育から〉文法を見る ― バリエーションに目を向けよう』於:財団法人言語文化研究所.
- 小西円(2007).日本語の構造『日本語教育能力検定試験合格するための本(2008年度版)』(pp.58-65)アルク.
経歴
- 現職
- 東京学芸大学留学生センター 非常勤講師