小西円(コニシ マドカ)
2011年8月博士号学位取得
博士後期課程 8期生(2006年9月入学)
学位論文
- 小西円(2011).『日本語教育のための「形」「意味」「使用環境」を連動させた選好傾向の記述 ― 初級の類義表現を事例として』早稲田大学大学院日本語教育研究科博士論文(未公刊).[概要書:PDF]
研究テーマ
- 類義表現の差異の記述
- コーパスを用いた,媒体やジャンルの違いによる文法形式の選好傾向調査
- コミュニケーションのための日本語教育文法
キーワード
コーパス,選好傾向,レンマ,出現形,使用環境,ジャンル,類義表現,義務の表現,原因・理由の表現,「のではないか」,伝聞表現
主な参考文献
- 石川慎一郎(2008).『英語コーパスと言語教育――データとしてのテクスト』大修館書店.
- 小林ミナ,日比谷潤子(編)(2009).『日本語教育の過去・現在・未来 第5巻――文法』凡人社.
- 真田信治(編)(2006).『社会言語学の展望』くろしお出版.
- 渋谷勝己(2007).なぜいま日本語バリエーションか『日本語教育』134,6-18.
- 野田尚史(編)(2005).『コミュニケーションのための日本語教育文法』くろしお出版.
- 前川喜久雄(2007).コーパス日本語学の可能性――大規模均衡コーパスがもたらすもの『日本語科学』22,13-28.
- Biber, D., Conrad, S., & Reppen, R. (1998). Corpus linguistics: Investigating language structure and use. Cambridge University Press.(斉藤俊雄,朝尾幸次郎,山崎俊次,新井洋一,梅咲敦子,塚本聡(訳)(2003).『コーパス言語学――言語構造と用法の研究』南雲堂.)
研究業績
研究プロジェクト
- 小西円(2009).「日本語学習者の『場面による文法形式の使い分け』の実態 ― 母語話者との比較を通して」科研費若手研究(B)研究課題番号:21720191.[科研費DB]
論文
- 小西円(2008).実態調査からみた「義務の表現」のバリエーションとその出現傾向『日本語教育』138,73-82.
- 小西円(2008).「(の)ではないか」類の出現形と使用環境の関連について『早稲田日本語研究』17,35-46.
- 江田すみれ,小西円(2008).3種類のコーパスを用いた3級4級文法項目の使用頻度調査とその考察『日本女子大学紀要.文学部』57,1-28.http://ci.nii.ac.jp/naid/110006618738/
- 小西(仁田)円(2004).条件表現の周辺形式「場合(には)」と「かぎり(は)」について ― 時間を表す文との関連を中心に『大阪大学留学生センター研究論集 ― 多文化社会と留学生交流』8,37-53.
- 小西(仁田)円(2003).条件形式化する原因・理由形式についての記述的考察『大阪産業大学論集人文科学編』109,45-58.
- 小西(仁田)円(2001).仮定的な時の副詞節について ― 「とき(に)は」を中心に『日本語・日本文化研究(大阪外国語大学日本語講座)』11,139-152.
- 小西(仁田)円(2001).カラニハとニヨッテハ ― 事実性をあらわす文から仮定性をあらわす文へ『STUDIUM(大阪外国語大学大学院院生協議会)』28,140-156.
実践報告・調査報告
- 江田すみれ,小西円(2006).複数のコーパスによる文法項目の使用頻度調査 ― 予備調査の報告『国文目白(日本女子大学国語国文学会)』45,1-18.
- 野田春美(編),池谷知子,岡村裕美,小西円,坂本智香,高橋博美,建石始,辻野あらと,中尾桂子,中崎崇,中原香苗,森篤嗣,湯浅章子(2006).『『日本語を書くトレーニング』を用いた授業の実践報告』神戸学院大学人文学部研究推進費2003~2005年度研究成果報告書.
- 野田春美,池谷知子,岡村裕美,小西円,坂本智香,建石始,辻野あらと,中尾桂子,中崎崇,中原香苗(2006).プレゼンテーション指導と連動させた文章表現教育法の実践報告『人文学部紀要(神戸学院大学)』26,1-25.
- 野田春美,池谷知子,岡村裕美,坂本智香,建石始,辻野あらと,中尾桂子,中崎崇,小西(仁田)円,森篤嗣(2005).アカデミック・ライティングを中心にした文章表現教育法の実践報告『人文学部紀要(神戸学院大学)』25,51-67.
- 野田春美,池谷知子,岡村裕美,建石始,辻野あらと,中尾桂子,中崎崇,小西(仁田)円,森篤嗣,湯浅章子(2004).少人数クラスによる大学生対象の文章表現教育法の実践報告『人文学部紀要(神戸学院大学)』24,23-35.
- 小西(仁田)円(2002).日本語キャンプにおける日本語教育の試み ― CLV「森の池」活動記録『STUDIUM(大阪外国語大学大学院院生協議会)』29,42-54.
研究ノート
- 小西円(2010).日本語学習者による「から」と「ので」の使い分け ― 運用と意識に着目して『多摩留学生教育研究論集』7,1-7.
学会発表
- 小西円(2011年5月21日).「文型は何を代表としているのか ― 『使われる形』と『使用環境』に関する傾向を知る」(パネルセッション「教育と文法をつなぐ方法論」)2011年度日本語養育学会春季大会.
- 小西円(2009年9月19,20日).「『から』『ので』の形態的特徴と使用ジャンル ― BCCWJを用いた定量的調査」第24回社会言語科学会研究大会(京都大学).
- 小西円(2007年3月).「音声表現と文字表現における推量表現の相違 ― 日常会話における『んじゃないか』の重要性とバリエーション」早稲田大学日本語教育学会2007年春季大会.
- 小西円(2006年10月).「コーパス別にみたモダリティ」江田すみれ,小西円,黒沢晶子,鈴木睦『日本語の使用実態からの日本語教育文法再考』日本語教育学会秋季大会パネルセッション.
- 前原かおる,小西円(2006年5月).「日本語における「少なさ」の表現をめぐって ―『数量表現+だけ』を中心に」日本語教育学会春季大会.
その他
- 小西円(2010).「『から』『ので』の形態的特徴と使用ジャンル ― 日本語教育における類義表現の扱いを考える」『特定領域研究「日本語コーパス」平成21年度公開ワークショップ(研究成果報告会)予稿集』文部科学省科学研究費特定領域研究「日本語コーパス」総括班,131-138.
- 小西円(2010).「『新聞』と『Yahoo!知恵袋』にあらわれた伝聞表現 ― 日本語教育の視点からの考察」『特定領域研究「日本語コーパス」平成22年度全体会議予稿集』文部科学省科学研究費特定領域研究「日本語コーパス」総括班,163-170.
- 小西円(2008年8月14日).第65回日本語教師夏季集中セミナー『〈日本語教育から〉文法を見る ― バリエーションに目を向けよう』言語文化研究所.
- 小西円(2007).日本語の構造『日本語教育能力検定試験合格するための本(2008年度版)』(pp.58-65)アルク.
経歴
- 現職
- 国立国語研究所 日本語教育情報・研究センター プロジェクト奨励研究員
- 東京学芸大学 留学生センター 非常勤講師
- 一橋大学 大学教育研究開発センター 非常勤講師
- 2007年4月~2009年3月
- 早稲田大学日本語教育研究センター助手
- 2000年~
- 日本語学校,大学留学生センター等で非常勤講師として日本語教育に従事
(2011年8月9日現在)