『年少者日本語教育実践研究』vol.3 (2004)

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第1部 実践理論編 ― 実践をどう考えるか

第2部 実践研究編 ― 実践をどう行うか

「わにっ子クラブ」報告(HTML文書)

はじめに

表紙本報告書は早稲田大学大学院日本語教育研究科の実践研究科目「年少者日本語教育実践研究」(2004年度春学期)の実践レポート集である。

この報告書は,昨年度に発刊した「年少者日本語教育実践研究 No.1」および「年少者日本語教育実践研究 No.2」に続く3冊目の報告書である。

この報告書の目的は,早稲田大学大学院日本語教育研究科で初めて開設された科目「年少者日本語教育実践研究」の実践研究の記録を残すとともに,「実践の理論化」を進めることにある。今回は,その意味で,第一部を「実践理論編」とし,6本のレポートを配した。それぞれ自分の実践を踏まえて実践の理論化を深めようとしている。続く第二部の「実践研究編」には10本のレポートが掲載されている。それぞれ子どもの学年や学校の状況も異なるが,実践者は子どもの視点にたった工夫をこらして指導を行っている。

早稲田の日本語教育実践研究は,このように実践と研究を一体化させるところに特徴がある。年少者日本語教育の「教員養成」の意味をもつ「早稲田モデル」として,今後もこのスタイルで行っていきたいと思っている。

このような実践研究が継続できるのは,新宿区教育委員会,区立小学校,中学校の先生方,関係者のご協力とご理解があるからである。ここに改めて感謝を申し上げる。また,われわれの拙い実践研究につきあってくれる「日本語を母語としない子どもたち」にも感謝したいと思う。表紙にあるような「わにっ子クラブ」の活動もあわせて,年少者日本語教育学の構築へ向けて今後も努力を重ねていきたいと思う。

本教育実践に関して関係各位の忌憚のないご意見,ご教示を賜れば幸いである。

2004年9月
早稲田大学大学院日本語教育研究科
年少者日本語教育担当
川上 郁雄