過去の公開研究会より

早稲田こども日本語研究会は,川上研究室・わにっ子クラブが主催する「年少者日本語教育」を基本テーマとした研究会です。

以下,発表者の所属等は,発表時です。

第27回 作家,温又柔氏の講演

「国語」から旅立って~わたしの日本語がニホン語になったとき~

標記の研究会を以下の日程で行ないます。ぜひご参加ください(参加費,無料)。

※当日は19号館が施錠されていますが,入口を16:00~16:25まで開錠します。それ以後の入室はできませんので,ご注意ください。

発表概要

私には二つの「母国」があります。両親の出身国である「台湾」と「日本」です。小学校低学年の頃には,「回台灣(台湾に帰る)」と話す両親の中国語を外国語のように感じていました。私にとっては「台湾に行く」という日本語のほうがずっと自然だったのです。日本語がおじょうずですね,と褒められるとさみしくなったし,中国語がへただね,と笑われればかなしくなった……かつての「移動する子ども」の一人として,ことばをめぐるさまざまな経験について話したいと思います。

第26回
Content-integrated approaches to Languages teaching and learning: Is this a really ‘new’ direction in Australian languages education?

標記の研究会を以下の日程で行ないます。ぜひご参加ください。(参加費,無料)

  • 日時: 2016年7月11日(月)16:30~18:00
  • 場所: 早稲田大学 早稲田キャンパス19号館 5階516教室[アクセス
  • 使用言語:英語
  • 主催: 川上郁雄研究室および早稲田こども日本語研究会
  • チラシをダウンロード[PDF]
講演:Content-integrated approaches to Languages teaching and learning: Is this a really ‘new’ direction in Australian languages education?
  • 講演者: Russell Cross 氏(メルボルン大学)

The current Victorian Languages Education Strategy has identified Content and Language Integrated Learning, or CLIL, as having significant potential for reshaping its Languages agenda (Cross 2013; DEECD 2014), building on CLIL’s impact on the teaching of languages since its initial development in Europe some twenty years ago (Coyle, 2008; Marsh, 2002). These Victorian developments have also begun to have further impact on provision in Australian states and sectors of the education system, and a re-thinking for how Languages might be approached differently through a focus on its integration with content drawn from other areas across the curriculum (Cross, 2015; lls.edu.au).

Yet the idea of combining languages and content seems hardly new in the field of languages education. Former (and many still current) labels for describing ways to teach language include content-based, topic-based, immersion, and thematic language teaching approaches, and of course many school-based TESOL educators have long focused on the idea of teaching ‘language across the curriculum’ (Cross, 2011a/b, 2012a; Lu & Cross, 2014; Turner & Cross, 2015).

This seminar will examine the core building blocks of CLIL to identify where similarities are evident with previous and existing approaches, while also highlighting how and in what ways CLIL is genuinely different. It then focuses on the implications of this for being able to advance language teaching further still, and how it might enable a rethinking of what constitutes new possibilities for ‘good teaching’.

第25回 早稲田こども日本語研究会

  • 日時: 2016年6月24日(金)16:30~18:00
  • 場所: 早稲田大学 早稲田キャンパス19号館 5階516教室[アクセス
  • 主催: 川上郁雄研究室および早稲田こども日本語研究会
  • チラシをダウンロード[PDF]
講演:家と学校のはざまで――モスク教室における在日パキスタン人児童の多言語使用
  • 講演者: 山下里香 氏(東京大学東洋文化研究所/日本学術振興会特別研究員PD)

モスク教室では,家の文化(パキスタン)と学校の文化(日本)が交錯する。その中で,在日パキスタン人児童が,教師やクラスメイトとどのように日本語・ウルドゥー語・英語を使い分けていたのか,量的質的な分析の結果を紹介する。また,日本語が流暢な在日パキスタン人の子どもたちを取り巻くリテラシーや教育の実際にも触れる。

第16回(「移動する子ども」研究会との合同研究会)

講演
  • 演題: 中華学校で学ぶ子どもたち
  • 講演者: 杉村美紀氏(上智大学)

発表要旨:日本の中華学校では,近年,グローバル化,国際化のもとで中・日・英語の三言語教育が重視され,母語教育の位置づけが変容している。また,それに伴い,学習者である子どもたちも多様化している,移動する子どもたちにとって必要な学びとは何か,中華学校の事例を通じて考察する

第12回(テーマ:「移動する子ども」の私たちが語ることばとアイデンティティ)

第10回

  • 日時: 2009年2月14日(土)16:00~19:30 [チラシをダウンロードする:PDF
  • 場所: 早稲田大学早稲田キャンパス22号館8階 会議室[MAP
  • 発表:
    • JSL児童の「自ら学ぶ力」の育成を考える――ことばの支援からの一考察
      松尾淳子氏 (早稲田大学大学院日本語教育研究科修士課程2年)
    • 「個を生かし育む」という日本語教育実践への視点――JSL児童との「本作り」実践から
      北見優氏 (早稲田大学大学院日本語教育研究科修士課程2年)
    • 一時的ダブルリミテッドの子どもの日本語教育を考える――「思考を支えることばの力」の育成を目指して
      郭凡嘉氏 (早稲田大学大学院日本語教育研究科修士課程2年)
    • 「ことば」と「メディア」を統合することによって育まれる学びとは何か――JSL生徒2名に対する「写真」を用いた実践から
      別府さやか氏 (早稲田大学大学院日本語教育研究科修士課程2年)
    • 人との出会いから生まれる学び――「わにっ子ワンデイキャンプ」を通して
      浅井涼子氏井口翔子氏・野口ひとみ氏・宮川愛梨氏 (早稲田大学大学院日本語教育研究科修士課程1年)
    • 子どもの日本語コミュニケーション力育成と測定――インターナショナルスクールにおけるJSLバンドスケール使用実践より
      山中愛氏 (西町インターナショナルスクール教諭)
  • 主催: 川上研究室および早稲田こども日本語クラブ
  • 参考: これまでの研究会

第9回

  • 日時:2008年2月15日(金)13:00~17:00[チラシ:PDF]
  • 場所:早稲田大学22号館8階[地図] 会議室
  • 参加費:無料(直接会場までお越し下さい)
  • 研究発表
    • オーストラリアメルボルンの高校で日本語TAを体験して――JFL生徒と日本語TAの1年間の変化 / 諏訪直子(早稲田大学大学院日本語教育研究科)
    • 「多文化社会で生きる力」の獲得を目指す日本語教育――オーストラリア・ヴィクトリア州のJFL高校生を対象に / 青木優子(早稲田大学大学院日本語教育研究科)
    • 年少者日本語教育実践の動態性――子どもの実態と実践者の問題意識から年少者日本語教育実践を考える / 河上加苗(早稲田大学大学院日本語教育研究科)
    • JSL児童の語彙獲得場面から年少者日本語教育における語彙教育を考える / 引地麻里(早稲田大学大学院日本語教育研究科)
    • タイの補習授業校における絵本を使用した日本語支援の試み / 中川智子(早稲田大学大学院日本語教育研究科)
    • 年少者日本語教育における「教科」と「日本語」の連携――国語科教科書の「リライト教材」による実践 / 岩本真理子(早稲田大学大学院日本語教育研究科)
    • JSL生徒に対する「内容」と「ことば」を統合した日本語読解支援 / 小林美希(早稲田大学大学院日本語教育研究科)

第8回

  • 2007年6月14日(木)18:00~19:30
  • 早稲田大学22号館8階 会議室
  • 研究発表
    1. 「ロンドンの小中学校で日本語TAを体験して――子どもたちの様子から年少者日本語教育の理想まで」北見優さん(早稲田大学大学院日本語教育研究科)
    2. 「バングラデシュの日本語教育――国の背景から見た求められる日本語教育像」山田初さん(早稲田大学大学院日本語教育研究科)

第6回

  • 2006年7月20日(木)18:00~19:30
  • 早稲田大学西早稲田キャンパス22号館 8階会議室[MAP
  • 研究発表
    1. 飯野令子(早稲田大学大学院日本語教育研究科,国際交流基金ブダペスト事務所日本語教育ジュニア専門家)「ハンガリーにおける日本語コース運営――教師が成長できる環境づくり」
  • 直接会場までお越し下さい。

飯野さんは昨年6月より2年間の予定でハンガリーに赴任されました。この度,一時帰国されたので,当地の日本語教育について報告をしてもらうことにしました。海外における日本語教育および教師研修のあり方について関心のある方,あるいは,基金のジュニア専門家とはどのような仕事をするのかについて関心のある方は,ぜひご参集ください。

第5回

  • 2006年1月26日(木)17:30~19:30
  • 場所:早稲田大学西早稲田キャンパス22号館 8階会議室[MAP
  • 研究発表
    1. 早稲田こども日本語クラブ(渡辺千奈津ほか7名)「協働を意識した絵本作りと新聞作りの取り組み――生きていくために必要なことばの力の育成を目指して」
    2. 森沢小百合(早稲田大学日本語センター契約講師)「JSL児童の「読む」力と「自己有能感」の育成を目指した日本語教育支援」
    3. 坂田麗子(当研究室修士課程修了生)「在日ペルー人学校の日本語教育――日本語能力が異なる子どもたちへの指導の試み」

第4回

  • 日時:2004年9月23日(木・祝)14:00~16:00
  • 場所:22号館8階会議室
  • 研究発表:
    1. 間橋理加(早稲田大学大学院日本語教育研究科2年)「日本語指導者の連携による教科指導の試み――小学校高学年JSL児童の場合」
    2. 飯野令子(早稲田大学大学院日本語教育研究科2年)「海外の初等中等教育レベルの日本語教師研修のあり方」

第3回

  • 日時:2004年2月10日(火) 15:00~18:00
  • 場所:22号館8階会議室
  • 発題者:
    1. 渡辺啓太(早稲田大学大学院日本語教育研究科2年)「年少者JSL教育者養成に必要な視点とは何か-『さんご礁のモデル』の立場から-」
    2. 齋藤恵 (早稲田大学大学院日本語教育研究科2年)「オーストラリア年少者ESL教育現場でのフィールドワーク報告―児童生徒の統合的適応を支えるJSL教育モデルに向けて―」
    3. 国府田晶子(早稲田大学大学院日本語教育研究科2年)「定住型児童を対象とした絵本使用学習の試み―対話とノート活動を中心に―」
  • 関連論文
    • 齋藤恵(2004)「学びと成長を支援する年少者日本語教育実践に向けて-オーストラリアの年少者ESL教育におけるスキャフォールディングの分析から-」『早稲田日本語教育研究』第5号 Pp.93-111
    • 国府田晶子(2004)「絵本と対話による「読み書き能力」の育成-JSL教育を必要とする定住型児童を対象に-」『早稲田日本語教育研究』第5号 Pp.61-75

第2回

  • 日時:2003年7月18日(金) 16:30~18:30
  • 場所:22号館8階会議室
  • 発題者と演題:
    1. 東川祥子(早稲田大学大学院日本語教育研究科2年)「「定住型児童」に対する日本語教育-「課題ノート」による指導を通して「書く力」の育成を考える-」
    2. 森口祐子(早稲田大学大学院日本語教育研究科2年)「韓国人年少者の11ヶ月に渡る縦断研究-日本語習得過程と母語保持過程を追跡調査してみて-」
  • 関連論文
    • 東川祥子(2004)「「定住型児童」に対する日本語教育-「書く力」の育成から学習言語の育成を考える-」『早稲田日本語教育研究』第4号.pp.159-176.

第1回

  • 日時: 2003年 2月14日(金),15:00~17:00
  • 場所: 22号館8階会議室
  • 発表者と演題:
    1. 児玉奈々(早稲田大学大学院教育学研究科・博士課程3年)「カナダ・オンタリオ州の移民受け入れによる人口変動と学校教育政策」