活動の報告

第9回 わにっ子ワンデイキャンプ報告

去る2007年7月1日,ボランティアの皆さんのご協力のもと,約20名の子どもたちを迎え,わにっ子ワンデイキャンプを開催しました。以下,その模様を報告します。

9回目を迎える今回のテーマは,「関係づくり・関係の継続」でした。ワンデイキャンプに集まった子どもたちが活動を通して仲良くなり,ここで築いた関係がその後も続くことを目指し,次のような活動を行いました。まず「劇作り」では,道中で友達になって「お菓子の家」を目指します。子どもたちは各自自分のキャラクターを決め,仲間に入れてもらうためにアピールしなければなりません。言語能力や認知レベルに応じてアピール方法を工夫し,劇に参加できるようにと,敢えて単純なストーリーを採用しました。そして今回初の試みであった「交流タイム」では,子どもたち同士がメッセージや連絡先を書き合って,今後も関係が続けられるようにしました。

参加した子どもたちは,年齢も背景も様々です。始めはみんな少し緊張している様子で,中には泣き出してしまう子もいましたが,ゲームをするうちに緊張もほぐれてきたようでした。またグループ活動でも,なりたいキャラクターがなかなか決められない,衣装が上手く作れないといった子どももいましたが,ボランティアさんのサポートのもと,各自自慢のキャラクターに変身することができました。発表会では,うさぎ,パンダといった動物から,海賊,強盗,新幹線,トリマー,ナレーターなど,それぞれが工夫を凝らした衣装を身につけ,生き生きと発表することができました。

今回の劇作りでは,子どもが自分の能力に応じた形で参加できたという点で意義があったと考えます。しかしながら,各自が自分のキャラクターを決めて衣装を作るという作業が大半の時間を占めたため,子ども同士の相互交流が少なくなってしまったことが反省として残ります。グループでのファシリテーターとしてのボランティアさんの役割,また活動全体のファシリテーターとしての私たち院生の役割をより明確にしておく必要がありました。今回のテーマである「関係づくり・関係の継続」は,何も子どもたちだけに言えることではありません。私たち院生とボランティア,さらには保護者との間にも必要なテーマと言えるでしょう。当日のサポートだけではなく,企画・運営の段階からボランティアや保護者の方々と一緒に考えていくことはできないでしょうか。今回も学内外から多くのボランティアの方々が参加してくださいました。感謝申し上げるとともに,次回もまた一緒にわにっ子ワンデイキャンプを盛り上げていただきたいと思います。

[2007/07/27](浅井涼子)