Aussie Life体験記

諏訪直子(研究内容紹介

第3回 2007年9月

メルボルングラマースクールこちらは,朝晩はまだ冷え込むことがあるものの,すっかり春らしい気候となりました。学校は3学期の授業が終わり2週間のホリデーに入ったところで,寮生は自宅に戻ったり親類や友人の家で過ごすため,日頃は賑やかな寮も今は静まり返っています。

さて,私の赴任期間も1学期を残すのみとなりました。そこで今回は,来年度以降にメルボルングラマースクール(以下MGS)で日本語アシスタントをしてみたいという方や,日本語アシスタントに関心のある方の参考になるようなお話をしたいと思います。

日本語アシスタントの生活

1.MGSの寮について

メルボルングラマースクール学校から道を挟んですぐ隣にある寮には,家族が国外に住んでいる学生(国籍は香港,台湾,タイ,シンガポールなど様々)や,オーストラリアの遠隔地に住んでいる学生が生活をしています。食堂は寮の中ではなく学校の敷地内にあり,週末も寮生とアシスタントはそこへ出向いて食事をします。夏には夕食時に寮内でBBQを行うこともあります(写真:寮の中の様子)。

メルボルングラマースクール週末には,寮生の希望者を対象としたアクティビティがあり,イベントに行くものやスキーなどの日帰り旅行をするものまで,毎週異なったものが用意されています。アシスタントも参加可能です。(写真:正面のクリーム色のドアがフラットの玄関です)

日本人アシスタントは寮の敷地中の一角にあるフラットを,中国語のアシスタントとシェアしています。2ベッドルームにキッチン・バスルームのついたフラットで,自分で料理をすることもできます。

放課後や週末に,日本語の授業を選択している寮生が,会話練習や宿題を見て欲しいと言ってくることもあります。

2.学校と寮と周辺について

メルボルングラマースクール第1回目のAussie Life体験記で,メルボルンにはトラムが走っていることをお話しました。

トラムはいくつもの路線があり,メルボルンの人々の主要な交通手段となっています。そして,MGSの前の道にもトラムが走っています。そのトラムはシティを通りメルボルン大学まで行くトラムで,夜遅くまで走っています。トラムストップは,学校の門の近くと寮の入り口のすぐ前にもあり,シティまでは10~15分くらいで行くことができます。また,30分ほどかかりますが,学校の前の公園を通ってシティまで歩いていくこともできます。ここはシティからも近く,交通の便も良い恵まれた環境だと思います。(写真:寮の裏口。緑色の看板がトラムストップです。道の向こうはすぐ「Royal Botanic Gardens」です。)

そして,寮の近くには評判のフレンチレストランやカフェが数軒あり,授業の合間にカフェでのんびり過ごすこともできます。

3.日本語アシスタントのある1日

MGSでのある1日を紹介します。

7:00~7:30起床
8:00朝食学校の敷地内の食堂で寮生と朝食を取ることができます。
8:55Period 145分間の授業です。日本語の先生とともにクラスに出席。
9:40Period 2Period 2のみ80分の授業です。
11:05Morning tea先生方とお茶を飲みながら談笑。通常はビスケットやクラッカー,フルーツが出ますが特別な日にはケーキや軽食が出ることもあります。
11:30Period 3授業がないので,オフィスにいたり,カフェに行くことも。
12:20Period 412年生と一対一の会話練習。
13:05Lunch time食堂でいただきます。
14:05Period 5授業に出ます。
14:55Period 6授業がないので,早く帰宅したりオフィスでテストの採点などをします。
18:00Dinner食堂でいただきます。
23:00~6:00インターネットが使えなくなります。

時間割によって,多少違いはありますが以上のように1日3コマか4コマの授業と会話練習があります。授業は日本語の先生が行い,アシスタントは質問に答えたり,おくれがちな学生を見たり,テストの採点をします。

会話練習は,1・2学期は「趣味」「家族」などの自分のことに関するテーマを扱い,3学期はVCE(Victorian Certificate of Education)のOral Examに向けての指導を行いました。また,アシスタントは授業と会話練習のない時は,学校に出校しなくても良いため,自由な時間が多い日もあります。

4.週末とホリデー

メルボルングラマースクールMGSは完全週休2日制です。祝日は日本に比べて少ないですが,各学期とも,半分ほどが終わるとMid Termがあり,3連休または4連休があります。週末は寮生向けのアクティビティに参加したり,買い物に行ったりと自由に過ごすことができます。

10週間続いた学期の後にはホリデーがあります。春と秋のホリデーの前の6日間は,9年生と10年生がキャンプに行く時期で,アシスタントも何種類ものキャンプの中から選択して,参加することができます。

2008年度について

来年度,MGSは創立150周年という節目の年です。現在の校舎の隣には近代的な建物が建設中で,図書館や音響設備の整ったシアターが完成するそうです。さらに,現在はLOTE(Languages Other Than English)の教師たちは言語ごとにオフィスが分かれていますが,来年度以降は日本の学校の教員室のように,1つの広い部屋に集結されるとのことです。

また,150周年をお祝いして,様々な行事も予定されているそうです。ほとんどの全ての行事にアシスタントも参加することができるので,来年度は一味違った経験ができるかもしれません。

これから12年生のVCEに向けた会話練習が本格化してきます。やる気のある学生,そうでない学生と,準備の段階でかなりの差がありますが,どの学生にも自信をもって試験に臨んでもらいたいと思っています。

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