著書
『私も「移動する子ども」だった ― 異なる言語の間で育った子どもたちのライフストーリー』

- 川上郁雄(編著)
- くろしお出版より2010年5月10日刊[紹介]
- 『私も「移動する子ども」だった』特集ページ ― 国内外から多数寄せられた書評や詳しい目次を掲載。
幼少期に複数言語環境で育った「移動する子どもたち」で,現在各方面で活躍している方々が,自らの半生を惜しみなく語る対談集。国内外から続々書評が届いています。[書評コーナー >]
『「移動する子どもたち」のことばの教育学』
川上郁雄(著)- 2011年2月,くろしお出版より刊[紹介ページ]
- 定価: 3,600円+税
- 書評
本書は「移動する子どもたち」のことばの教育と生き方をテーマにしている。「移動する子ども」とは(1)空間的に移動する子ども,(2)言語間を移動する子ども,(3)言語教育カテゴリー(第二言語教育,外国語教育,継承語教育,母語教育等)の間を移動する子どもという意味である。このような「移動する子ども」は現在,人の移動にともない世界中に急増している。本書では,主に,日本において日本語を第二言語として学ぶJSL児童生徒を取り上げて,「移動する子ども」のことばの教育と自己形成をどのように捉え,どのような教育実践を行っていくべきかを追究する。
もくじ
- 序:「移動する子どもたち」のことばの教育を考える
- 第1部 なぜ「ことばの力」の把握が大切か
- 「移動する子どもたち」のことばの教育とは何か
- ことばの力の捉え方が言語教育のあり方を決定する
- 子どものことばの力を把握することの意味とは
- 第2部 「移動する子どもたち」のことばの学びをどうデザインするか
- 「移動する子どもたち」とどう向き合い,実践を行なうのか―主体性と動態性の年少者日本語教育学
- 実践と「教材」はどう結びつくのか―移動する子どもたち」への実践的教材論の試み
- 学校教育環境を捉え直す―日本語教育コーディネーターの創設
- 第3部 「移動する子どもたち」のアイデンティティと「ことばの力」
- 「移動する子どもたち」に必要な「ことばの力」を捉え直す
- 「移動する子どもたち」のアイデンティティの課題をどう捉えるか
- 「移動する子どもたち」への支援と連携とは何か
- 終章 「移動する子ども」学の創発へ向けて ― 日本語教育学的語りと文化人類学的語りの節合
「移動する子ども」シリーズ(3)
『海の向こうの「移動する子どもたち」と日本語教育 ― 動態性の年少者日本語教育学』

- 川上郁雄(編・著)
- 明石書店より2009年09月刊
- 3,465円(税込),246p,21cm,ISBN:978-4-7503-3061-7
- 書評 ― 世界各地から寄せられた
「移動する子ども」シリーズ,第3弾の論文集。本書の特徴とねらいは,以下の通りです。
- 日本国外で日本語を学ぶ子どもたちを対象にした教育について,授業実践,調査,インタビュー等にもとづき,考察した10遍の論考が収録されています。
- 実践と考察を行った国は,タイ,ペルー,米国,オーストラリア,イギリス,韓国,中国,ハンガリー。
- 執筆者は,これらの国で実践,調査を実際に行い,それを踏まえた考察を行っている点で,画期的な論文集となりました。
- 本書を貫くテーマは,「移動する子どもたち」。グローバル化と人口移動により,従来の「継承日本語教育」や「外国語としての日本語教育」が変貌している実態を浮き彫りにした点でも,極めてユニークな本と言えます。
- 視点は,「動態性」「主体性」「移動」「内省」「認識」「成長」。これらから,年少者日本語教育の実践の新たなあり方を提起しています。
- 子どもを囲む環境と,日本語教師自身の成長を軸に,時代の変化にどう対応したらよいかを問いかけます。今,「移動する時代」に生きる子どもたちに必要な日本語教育の実践を新たに構想する時期に来ています。「動態性の年少者日本語教育」!!それは,まさに時代を切り開く視点です。
書評
- 論文誌『リテラシーズ』7に掲載:「移動する時代」の言語教育実践者の立ち位置について再考する / 矢部まゆみさん
- 多様な子どもに多様な教え ― 「動態性」が鍵を握る多様な時代のダイナミックな日本語教育 / 中村栄子さん(シドニー在住日本語教師)
- グローバルな日本語教育の研究や実践をしていく者のための必読の書! / フックス清水美千代さん(バーゼル日本語学校)
- 「移動するこども」にとって意味のある日本語を問い直す ― ドイツで日本語を教える視点から / 三輪聖さん(ハレ・ヴィッテンベルク大学)
「移動する子ども」シリーズ(2)
『「移動する子どもたち」の考える力とリテラシー ― 主体性の年少者日本語教育学』
- 川上郁雄(編)
- 明石書店,2009年1月刊
- ISBN: 978-4-7503-2916-1 (4-7503-2916-9)
- 価格: 3,465円(税込)[チラシ・購入申込書をダウンロードする:PDF]
「移動する子どもたち」シリーズ第二弾。JSLの子どもたちがどのように日本語を学ぶのか,支援者はどのようにその学びにかかわるのかをめぐり,「主体性」「考える力」「リテラシー」をキーワードに探究した年少者日本語教育実践論文集。
第1章 川上郁雄「主体性の年少者日本語教育を考える」ほか,11名の実践者が自らの教育実践をもとにした論考が10本まとめられている。
「年少者日本語教育は早稲田から始まる」その証がまた形になった。
「移動する子ども」シリーズ(1)
「移動する子どもたち」と日本語教育 ― 日本語を母語としない子どもへのことばの教育を考える

- 川上郁雄(編)
- 明石書店より,2006年10月刊[紹介]
- 3300円+税
JSLの子どもたちの特徴は,「移動する」点にあります。空間的にも,言語間的にも,「移動する」子どもたちの言語教育をいかに創造するか。その答えを求めて,「JSLバンドスケール」を使ってJSLの子どもたちに日本語指導を行ってきた川上研究室のゼミ生たちの初めての実践研究論文集。
2011年:好評により,オンデマンド版,出版開始!
「移動する子どもたち」と日本語教育本書は2006年に始まった「移動する子ども」シリーズの第一弾。黄色のカバーが印象的な,記念碑的書籍の重版化です。これまで品切れで入手が困難でしたが,大学でテキストとなることをきっかけに,2011年3月より,オンデマンド出版されることになりました。
定価は,初版と同じく,3,300円+税。お近くの書店よりご注文のうえ,入手可能です。
『「移動する子どもたち」のことばの教育を創造する ― ESL教育とJSL教育の共振』

- 川上郁雄・石井恵理子・池上摩希子・齋藤ひろみ・野山広(編)
- 46判 356頁 定価2,400円+税
- シリーズ「多文化・多言語主義の現在」
- ココ出版より2009年3月刊 [紹介]
国境を越えて移動する人々が地球規模で増加する中,日本においても「移動する子どもたち(Children Crossing Borders)」への教育を整備することが,喫緊の課題となっている。多様な背景をもつ子どもたちが,日本社会で疎外されることなく,力強く生きていくための「ことばの力」を育てなければならない。JSL(Japanese as a Second Language)教育の研究者として最前線でこの課題に取り組んできた編者たちが,オーストラリアにおけるESL(English as a Second Language)教育の理論と実践,異領域の専門家との対話を通して,新たな「ことばの教育」の理念と方法を模索する。
なお,本書は,2007年2月開催の国際研究集会『「移動する子どもたち」の言語教育』[WEBサイト]の研究成果である。
『変貌する言語教育 ― 多言語・多文化社会のリテラシーズとは何か』
- 佐々木倫子,細川英雄,砂川裕一,川上郁雄,門倉正美,牲川波都季(編著)
- C.クラムシュ,J.ロ=ビアンコ,G.ザラト,M.バイラム(著)
- 定価(税込):\2,940,2007年10月19日,くろしお出版刊[紹介]
- ISBN:978-4-87424-395-4 C1081
言語教育は,ことばそのものだけではなく,文化・社会を踏まえた新たな時代を迎えている。世界的な第二言語教育学者と日本語教育界を代表する編者らによる熱き対論。
リテラシーズ国際研究集会を契機としてはじまった,これからの言語教育の一大潮流「多言語・多文化社会のリテラシーズ」。その理念,制度基盤,学習理論,そして具体的な実践までが,ここに集約。
Entry
- 佐々木倫子,ほか(編)(2007).『変貌する言語教育 ― 多言語・多文化社会のリテラシーズとは何か』くろしお出版.
日本の難民受け入れ ― 過去・現在・未来
日本は先進諸国の中にあって難民の受け入れが極端に少なかった。その実情を検証,人道大国として行動し,難民に開かれた多元化社会を目指す新しい国のかたちを提言する。
- 東京財団虎ノ門DOJOブックス,定価(税込)1200円
- ISBN978-4-89514-288-5 C0031
Entry
- 山田寛・ほか(2007).『日本の難民受け入れ ― 過去・現在・未来』中央公論事業出版.
Japan's Globalization
Kawakami, I., Mock, J. Sugita, Y., & Asamizu, M. (Eds.) (2007). Japan's Globalization. Tokyo: Kumpul.
新時代の日本語教育をめざして―早稲田から世界へ発信
急激にボーダレス化する国際社会時代を眼前にして,日本語教育は今,その座標軸を転換する―。これからの日本語教育を駆動する新しい理念とその実践を,早稲田大学大学院日本語教育研究科からお届けします。明治書院より2,100円
- 宮崎里司(編著)・川上郁雄・細川英雄(共著)
- 2005年刊,明治書院
- ISBN4-625-70308-5,2,100円
『オーストラリアのマイノリティ研究』
- 早稲田大学オーストラリア研究所編(2005)
- 川上郁雄「オーストラリアのアジア系移民」掲載
- オセアニア出版社。[amazon]
『事典 日本の多言語社会』
- 真田信治・庄司博史 編(2005)
- 川上担当「ベトナム人」「在日ベトナム人の言語使用」掲載
- 岩波書店
『異文化理解と情報』
- 川上郁雄・鳥谷善史(共著)
- 2004年刊,佐治圭三・真田信治監修「日本語教師養成シリーズ 6」東京法令出版
- ISBN4-8090-6241-4,1,600円
- 目次
『越境する家族 ― 在日ベトナム系住民の生活世界』
Images of Asians in Multi-cultural Australia
- Kawakami,I. et al. (1994)
- Sydney University, Multicultural Centre.