2008年のお知らせ
以下のイベント等はすべて終了しています。
【全文公開】『WEB版リテラシーズ』5(2)(くろしお出版)公開
「ことば・文化・社会」の言語教育をめざすUp To Dateな論文誌,『WEB版リテラシーズ』の最新号が公開されています。今回の5(2)号には,
- 【論文】実践と「教材」はどう結びつくのか――年少者日本語教育における「実践的教材論」の試み 川上郁雄
ほか,3本が掲載されています。[詳細・ダウンロード]
目黒プロジェクトの展開!!
目黒区教育委員会と早稲田大学大学院日本語教育研究科は2008年2月に協定を締結し,2008年度より目黒区の「日本語指導の必要な児童生徒」への新たな日本語教育支援を開始しました。
協定の柱には,以下のふたつがあります。
- 日本語教育コーディネーターの設置
- JSLバンドスケールの活用
鈴鹿市と同様に,目黒区の日本語教育コーディネーターは,年少者日本語教育の専門家です。[> 続きを読む]
更新情報
- 【参加者募集】2月14日,早稲田こども日本語研究会[2009-01-29]
- 【発表】2月5日,早稲田初の年少者日本語教育の博士論文の公開審査会が開催されます。[2009-01-29]
【終了】第10回 早稲田こども日本語研究会
標記の研究会を以下の日程で行ないます。ぜひご参加ください。(参加費,無料)
- 日時: 2009年2月14日(土)16:00~19:30 [チラシをダウンロードする:PDF]
- 場所: 早稲田大学早稲田キャンパス22号館8階 会議室[MAP]
- 発表:
- JSL児童の「自ら学ぶ力」の育成を考える――ことばの支援からの一考察
松尾淳子氏 (早稲田大学大学院日本語教育研究科修士課程2年) - 「個を生かし育む」という日本語教育実践への視点――JSL児童との「本作り」実践から
北見優氏 (早稲田大学大学院日本語教育研究科修士課程2年) - 一時的ダブルリミテッドの子どもの日本語教育を考える――「思考を支えることばの力」の育成を目指して
郭凡嘉氏 (早稲田大学大学院日本語教育研究科修士課程2年) - 「ことば」と「メディア」を統合することによって育まれる学びとは何か――JSL生徒2名に対する「写真」を用いた実践から
別府さやか氏 (早稲田大学大学院日本語教育研究科修士課程2年) - 人との出会いから生まれる学び――「わにっ子ワンデイキャンプ」を通して
浅井涼子氏・井口翔子氏・野口ひとみ氏・宮川愛梨氏 (早稲田大学大学院日本語教育研究科修士課程1年) - 子どもの日本語コミュニケーション力育成と測定――インターナショナルスクールにおけるJSLバンドスケール使用実践より
山中愛氏 (西町インターナショナルスクール教諭)
- JSL児童の「自ら学ぶ力」の育成を考える――ことばの支援からの一考察
- 主催: 川上研究室および早稲田こども日本語クラブ
- 参考: これまでの研究会
【終了】博士論文公開審査会
早稲田初の年少者日本語教育の博士論文の発表です。
くわしい情報は,GSJAL日研のページをご覧下さい。
【終了】第6回 質的調査法研究会: 2月6日(金)
太田裕子「他者のライフストーリーを書くとはどういうことか――語り手の物語と研究者の物語の関係性」
- 日時: 2009年2月6日(金)15:00~17:00
- 場所: 早稲田大学早稲田キャンパス22号館 8階会議室[MAP]
- 話題提供者: 太田裕子(年少者日本語教育研究室)
内容等,詳しい情報は,「学習環境デザイン研究室」のお知らせをご覧下さい。
【鈴鹿プロジェクト】中日新聞に記事「能力測定きめ細かく――鈴鹿市の外国人児童・生徒への日本語教育」
牧田小で公開授業――聞く,話す,読む,書く 数値結果に基づき指導
『中日新聞』2008年11月15日朝刊
鈴鹿プロジェクトは,三重県鈴鹿市教育委員会とGSJAL早稲田大学大学院日本語教育研究科川上郁雄研究室との「連携」によりスタートした,鈴鹿市における「日本語指導が必要な児童生徒」への日本語教育のあり方についての研究プロジェクトです。
このうち,牧田小学校での公開授業について,『中日新聞』紙上で紹介がありました。中日新聞社の許諾を得て,その全文を転載・公開しています。[> 全文を読む]
【鈴鹿プロジェクト】鈴鹿市の7つの小学校で「日本語教育支援システム研修会」開かれる!
鈴鹿市教育委員会と早稲田大学は,この夏,JSL教育に関する連携研修会を開催しました。
早稲田大学大学院日本語教育研究科の教員と大学院生およびその修了生が,鈴鹿市を訪れ,
- 小学校の先生方とJSL児童への日本語教育の教材開発を協議すること
- 小学校におけるJSL児童への指導のしかたについて教員全員と協議すること
を主な目的に8月と9月に行われました。早稲田側の参加者は大学院の教員3名,大学院生9名,修了生1名,鈴鹿市側の参加小学校は7校でした。
院生らは事前に用意した教材(リライト教材や教室活動案,教具など)をもとに小学校の日本語指導担当の先生方と活発な協議を行いました。また各学校で行われた研修会では在籍クラスでの指導の方法や留意点について質疑応答があり,早稲田側の教員からも助言がありました。また,2008年7月に行われたJSLバンドスケールによる鈴鹿市全域の小中学校に在籍するJSL児童生徒の日本語能力調査の結果についても報告され,活発な協議が行われました。
7つの小学校で行われた9月の研修会については,報告書をご参照ください。
更新情報
- 【連載】『川上郁雄が訪ねるオーストラリアのESL学校――シドニー編 2008』第2回「入学するときの英語力テスト」&第3回「英語力の判定とクラス編入」を掲載[2008-12-30]
- 【更新】川上の論文を更新 [2008-11-24]
- 【鈴鹿プロジェクト】鈴鹿市立の7小学校で開催された研修会の報告書を掲載。[2008-11-25]
- 【論文公開】『年少者日本語教育実践研究』vol.11(2008)を,全文公開しました。[2008-11-25]
- 【報道】The Japan Times Onlineにシンポジウム「在日ブラジル人 これからの100年」における教育問題の記事。鈴鹿市教育委員会の水井教育長のご発言も。 [2008-11-14]
- 【更新】川上の発表・講演記録を更新 [2008-11-24]
【参加者募集】第12回 わにっ子冬のワンデイキャンプ 開催
外国から来た子どもたちや,日本の子どもたちが,みんなで楽しめるようなイベントを,企画しました。日本に来たばかりの子も,日本語を勉強している子も,外国のおともだちと仲良くなりたい子も,どの子も大歓迎です。
がいこくからきたこどもたちや,にほんのこどもたちが,みんなでたのしめるようなイベントを,きかくしました。にほんにきたばかりのこも,にほんごをべんきょうしているこも,がいこくのおともだちとなかよくなりたいこも,どのこもだいかんげいです。
- とき:2008年12月13日(土)13:00~16:00
- ところ:早稲田大学 早稲田キャンパス22号館 [地図]
- 主催:早稲田子ども日本語クラブ(代表:川上郁雄 顧問:秦敬史)
- お問い合わせ:wanikko_club@yahoo.co.jpまでメールでお願い致します。
【ボランティア募集】第12回 わにっ子冬のワンデイキャンプ
「日本語を母語としない子どもたち」及び日本の子ども達と一緒に様々なアクティビティを通して子どもがことばを使って活動する力を育成するお手伝いをお願い致します。
ボランティア活動日程
第一回研修 | 2008年11月29日(土) 13:00~16:00 |
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第二回研修 | 2008年12月13日(土) 10:00~11:15 |
ワンデイキャンプ | 2008年12月13日(土) 12:00~17:30 |
- 場所 : いずれも,早稲田大学早稲田キャンパス22号館[MAP]
- 募集人数 : 20名(応募多数の場合,早めに締め切ることがございます。)
- 募集締切 : 2008年11月21日(金)
- 主催 : 早稲田こども日本語クラブ(顧問:秦敬史 代表:川上郁雄)
- 募集案内チラシをダウンロードする[PDF]
申し込み方法
wanikko_club@yahoo.co.jpまでメールでお願い致します。件名は「第12回わにっ子ボランティア申し込み」でお願い致します。
記入事項
- お名前
- ご住所※
- 電話番号※
- ご所属
- 応募の理由や子どもと関わった経験など
※2.,3.はボランティア保険申し込み時に必要です
お願い
- 研修には,2回とも参加していただきますよう,お願い致します。
- 両日とも,動きやすい服装でいらしてください。
- 第2回目の研修はイベント当日の午前中ですので,昼食をご持参下さい。
- 具体的な集合時間や場所などは,応募を受けてから追ってご連絡いたします。
更新情報
- 鈴鹿市JSLバンドスケール・プロジェクトのコーナーに「第1回 鈴鹿市教育委員会・日本語教育支援システム・プロジェクト会議」および「活動アルバム」を掲載。[2008-09-09]
- 『年少者日本語教育実践研究 vol.10』を掲載。全文を閲覧できます。[2008-09-09]
- Lakeridge高校の山﨑さんから『前途遼遠 II』Chapter 3「Janitorさん」が届きました。[2008-09-08]
- 「第11回わにっ子ワンデイキャンプ」(2008年6月開催)の記録と参加報告が掲載されています。[2008-09-08]
【展開中】鈴鹿市JSLバンドスケール・プロジェクト
鈴鹿市教育委員会と早稲田大学大学院日本語教育研究科,
「JSL児童生徒への教育支援」に関する協定を締結!!
2008年2月27日,鈴鹿市庁舎の教育委員会において,鈴鹿市教育委員会の水井健次教育長と早稲田大学大学院日本語教育研究科長川口義一教授により,「JSL児童生徒への教育支援」に関する協定書の調印式が行われ,鈴鹿市モデルの構築へ向けた決意が確認されました。
前日26日の「研修会」には,市内の日本語指導教員,指導助手等,約60名が参加。同市立桜島小学校の吉川先生・杉谷先生が「JSLバンドスケール」を使って半年間,どのように日本語指導の実践を行ったかを報告しました。さらに,川上郁雄が「JSLバンドスケール」をつかった,来年度の日本語教育支援システムの構想を解説しました。参加者からは,JSLの子どもの指導についての質問が出され,関心の高さが見えました。「日本語教育コーディネーター」の設置を含む,来年度へ向けた期待の大きさが感じられました。
報道より
- 鈴鹿市によるプレスリリース「早稲田大学大学院日本語教育研究科との日本語指導支援システム構築に係る協働プロジェクト事業の協定締結」[2008-02-21:定例記者会見]
- 毎日新聞「日本語指導支援:鈴鹿市教委・早大大学院,外国の子ども向けで4月から協力 /三重」 [2008年2月22日付]
- 伊勢新聞「鈴鹿市教委 早大大学院と協定締結へ 日本語の指導支援で」 [2008年2月22日付]
【投稿募集】10月末締切,『WEB版リテラシーズ』5(1)(くろしお出版)
「ことば・文化・社会の日本語教育へ」むけ,リテラシーズ育成教育の最先端を掲載するUp To Dateな論文誌,『WEB版リテラシーズ』では,「ことば・文化・社会」教育の,捉え方・思想・教育実践などについて,みなさまの新しい提言,報告,発想,ご意見等,幅広く募集しております。
- 投稿締め切り: 10月31日正午(必着)
- 採否通知: 11月下旬
- 公開: 12月末
- 投稿先アドレス:literacies@9640.jp
投稿原稿は,リテラシーズ編集委員会にて厳正な審査のうえ採否を決定し,投稿者全員に査読結果を査読コメントとあわせてお送りします。なお採用論文は,後日『リテラシーズ 4&5 ―― ことば・文化・社会の日本語教育へ』(くろしお出版)に掲載されます。詳しくはリテラシーズ(くろしお出版)のWEBサイトをご覧ください。
「ことば・文化・社会の日本語教育へ」のコンセプトに基づく,意欲的な提案をお待ちしています。
【2008年6月18日公開】『WEB版リテラシーズ』5(1)[無料]
「ことば・文化・社会」の言語教育をめざすUp To Dateな論文誌,『WEB版リテラシーズ』の最新号が公開されました。
今回の5(1)号には,
- 日本人支援者との協働による言語少数派の親の教育参加――「母語・日本語・教科相互育成学習モデル」の実践から 小田珠生
を掲載。ぜひダウンロードの上ご一読ください。[詳細・ダウンロード]
次号『WEB版リテラシーズ』5(2)は,2008年10月末公募締切,12月公開予定です。
講演情報
- 2008年3月15日タイ国日本語教育研究会20周年記念セミナー(タイ:国際交流基金バンコク日本文化センター)
- 講演「グローバル時代における新しい日本語教育――『移動する子どもたち』と日本語教育」[講演原稿(タイ語):PDF]
- > このほかの発表・講演情報
【続報】目黒区教育委員会と早稲田大学大学院日本語教育研究科,協定締結!!
2008年2月末,目黒区教育委員会で,早稲田大学大学院日本語教育研究科との協定が締結されました。
協定の骨子は鈴鹿市と同様で,区内のJSL児童生徒への日本語指導を統括する「国際理解教育支援員(日本語教育担当)」というコーディネーターを設置すること,および「JSLバンドスケール」を採用することが盛り込まれています。
東京都内で,このような協定を結ばれたのは初めてです。今後の展開が期待されます。
【終了しました】プロシーディング追加販売
国際研究集会「移動する子どもたち」の言語教育
たいへん多くの皆様より,国際研究集会プロシーディング(対訳つき:284ページ)のお求めがございましたので,このたびプロシーディングを追加販売する運びとなりました。追加販売分冊数に限りがございますので,ご希望の方はお早めにお申し込みください。先着順にてなくなり次第締め切らせていただきます。
終了しました。
詳しい情報は,国際研究集会のWEBサイトまで。
更新情報
- 2008年4月9日開催の参議院「少子高齢化・共生社会に関する調査会」に川上が参考人として出席しました。[映像TV中継の記録][主な質疑項目][議事録全文]
- 川上による講演「グローバル時代における新しい日本語教育――『移動する子どもたち』と日本語教育」タイ国日本語教育研究会20周年記念セミナー(タイ:国際交流基金バンコク日本文化センター)のタイ語原稿を公開[2008-04-16]
- わにっ子クラブ顧問の秦さんから,第10回わにっ子ワンディキャンプ活動報告が届きました[2008-04-16]
【参加者募集】6月14日:日本語教育学会「アカデミック・ジャパニーズ・グループ」(AJG)第15回研究会
- 日時: 2008年6月14日(土)13:30~17:30
- 場所: 東洋大学白山キャンパス3号館3階 3303教室(アクセス)
- 参加費: AJG会員無料。AJG非会員1000円。
- プログラム(予定)
- 13:30~ AJG総会・会員間情報交換
- 14:30~ 研究発表
- 15:15~ 講演とワークショップ
- 18時~ 懇親会(東洋大学近くの会場,懇親会費3000円くらいを予定)
講演とワークショップ:「アカデミック・ジャパニーズ」を開放する――JSLの子どもと大学生を対象にした二つの実践の重なりと相違点(講師:川上郁雄)
【概要】大学生を対象にした「アカデミック・ジャパニーズ」の実践とJSLの子どもを対象に「ことばの力」を育成する実践を比較検討する。大人と子どもという違いはあっても,めざす力の育成において,共通するものもあるかもしれない。だとすれば,「アカデミック・ジャパニーズ」とは何か。具体的な例をもとに,参加者とともに考えてみたい。
参加申し込み・詳しい情報
AJGのWEBサイト[academicjapanese.org]をご覧下さい。[チラシをダウンロード:PDF]
更新情報
- 小林さんの研究を更新しました。[2008-04-03]
- ボリビアに赴任中の山田さんから,ボリビア滞在記が届きました。さらに詳しく,ブログ「地球☆めぐり」で実践環境を報告しています。[2008-04-03]
- 早稲田大学に赴任した間橋さんから授業報告「国際教養学部のクラスから 3」が届きました。[2008-04-03]
- この春入学の,修士課程15期生のみなさんの研究内容を掲載しました。[2008-04-03]
- 齋藤さんの研究・間橋さんの研究・青木さんの研究・木村(武蔵)さんの研究・河上さんの研究・山田さんの研究・山﨑さんの研究・引地さんの研究・坂田さんの研究・中川さんの研究・深澤さんの研究をそれぞれ更新。[2008-04-03]
【投稿募集】4月末締切,『WEB版リテラシーズ』5(1)(くろしお出版)
「ことば・文化・社会の日本語教育へ」むけ,リテラシーズ育成教育の最先端を掲載するUp To Dateな論文誌,『WEB版リテラシーズ』では,「ことば・文化・社会」教育の,捉え方・思想・教育実践などについて,みなさまの新しい提言,報告,発想,ご意見等,幅広く募集しております。
- 投稿締め切り: 4月30日正午(必着)
- 採否通知: 5月下旬
- 公開: 6月末
- 投稿先アドレス:literacies@9640.jp
投稿原稿は,リテラシーズ編集委員会にて厳正な審査のうえ採否を決定し,投稿者全員に査読結果を査読コメントとあわせてお送りします。なお採用論文は,後日『リテラシーズ 4&5 ―― ことば・文化・社会の日本語教育へ』(くろしお出版)に掲載されます。詳しくはリテラシーズ(くろしお出版)のWEBサイトをご覧ください。
「ことば・文化・社会の日本語教育へ」のコンセプトに基づく,意欲的な提案をお待ちしています。
更新情報
- 浅井涼子さんから『英国見聞録』第3回「N君との再会」が届きました[2008-03-10]
- 『年少者日本語教育実践研究』vol.9 (2007) が全文閲覧できます。[2008-03-10]
- 博士後期課程尾関の業績を更新しました [2008-03-10]
- Lakeridge高校に赴任している山﨑さんから「前途遼遠 II――Chapter 2」が届きました
- 2007年12月15日に開催された第10回冬の「わにっ子ワンデイキャンプ」の報告を掲載しました。2008-01-20
【好評】『変貌する言語教育――多言語・多文化社会のリテラシーズとは何か』
- 佐々木倫子・細川英雄・砂川裕一・川上郁雄・門倉正美・牲川波都季(編著)
- C.クラムシュ・J.ロ=ビアンコ・G.ザラト・M.バイラム(著)
- 定価(税込):\2,940,2007年10月19日,くろしお出版刊
- ISBN:978-4-87424-395-4 C1081
言語教育は,ことばそのものだけではなく,文化・社会を踏まえた新たな時代を迎えている。世界的な第二言語教育学者と日本語教育界を代表する編者らによる熱き対論。
リテラシーズ国際研究集会を契機としてはじまった,これからの言語教育の一大潮流「多言語・多文化社会のリテラシーズ」。その理念,制度基盤,学習理論,そして具体的な実践までが,ここに集約。
更新情報
- 英国のSlough Grammar Schoolに赴任した浅井涼子さんから『英国見聞録』第2回が届きました2008-01-15
- ニューズレター『ブンガラヤ』40号,p.10(2007,国際交流協会クアラルンプール日本文化センター発行)に,マレーシア外国語国際会議での川上の発表について,大和えり子氏によるレポートが掲載(PDFで全文ご覧になれます)。(参考:発表原稿[PDF])2007-11-24
【御礼】第9回早稲田こども日本語研究会
- 日時:2008年2月15日(金)13:00~17:00
- 場所:早稲田大学22号館8階[地図] 会議室
- 参加費:無料(直接会場までお越し下さい)
- 主催:GSJAL年少者日本語教育研究室および早稲田こども日本語クラブ(わにっ子クラブ)
- チラシをダウンロードする[PDF]
- 参考:これまでの記録
研究発表
- オーストラリアメルボルンの高校で日本語TAを体験して――JFL生徒と日本語TAの1年間の変化/諏訪直子(早稲田大学大学院日本語教育研究科)
- 「多文化社会で生きる力」の獲得を目指す日本語教育――オーストラリア・ヴィクトリア州のJFL高校生を対象に/青木優子(早稲田大学大学院日本語教育研究科)
- 年少者日本語教育実践の動態性――子どもの実態と実践者の問題意識から年少者日本語教育実践を考える/河上加苗(早稲田大学大学院日本語教育研究科)
- JSL児童の語彙獲得場面から年少者日本語教育における語彙教育を考える/引地麻里(早稲田大学大学院日本語教育研究科)
- タイの補習授業校における絵本を使用した日本語支援の試み/中川智子(早稲田大学大学院日本語教育研究科)
- 年少者日本語教育における「教科」と「日本語」の連携――国語科教科書の「リライト教材」による実践/岩本真理子(早稲田大学大学院日本語教育研究科)
- JSL生徒に対する「内容」と「ことば」を統合した日本語読解支援/小林美希(早稲田大学大学院日本語教育研究科)
【参加者募集:2月7日(木)締切】国際交流基金 第13回 海外日本語教育研究会
テーマ:海外の日本語教育支援のこれまでとこれから――韓国・インドネシア・タイでの国際交流基金の活動を中心に
- 2008年2月16日(土)13:00~16:30
- 国際交流基金(ジャパンファウンデーション)日本語国際センター2階 佐藤ホール[アクセス:京浜東北線北浦和駅西口徒歩8分]
- 参加費:無料
プログラム
- 発表「海外の日本語教育はどう発展してきたか」
――「インドネシアの場合」古川嘉子/「タイの場合」八田直美/「韓国の場合」/三原龍志 - ディスカッション「海外における日本語教育の役割,これからの日本のかかわり方を考える」
石井恵理子(東京女子大学)・川上郁雄(早稲田大学)・第1部発表者
申し込み方法
参加ご希望の方は下記(1)~(4)をご記入の上,2008年2月7日(木)までにE-mailまたはFAXでお申し込みください。
(1)氏名 (2)職業 (3)所属機関 (4)連絡先(E-mailアドレス,電話番号,FAX番号)
申し込み先
日本語国際センター研修事業課内 調査研究部会事務局
〒330-0074 埼玉県さいたま市浦和区北浦和5-6-36
FAX:048-834-1170 E-mail:urawakenshu@jpf.go.jp
そのほか詳しくは,国際交流基金まで。
【2007年12月31日公開】『WEB版リテラシーズ』4(2)
文化リテラシー育成の言語文化教育の最先端を掲載するUp To Dateな論文誌,『WEB版リテラシーズ』の最新号が公開されています。
- 日本語教室でのクリティカル・リテラシーの実践へ向けて 熊谷由理
- ワークショップ型日本語教師研修におけるコーディネータの学び――研修参加者との場の共有化と対話を通して 齋藤ひろみ・池田玲子・池上摩希子・河野俊之
の2本を掲載。ぜひダウンロードの上ご一読ください。[詳細]
次号『WEB版リテラシーズ』5(1)は,2008年4月末公募締切,6月末公開です。
平成19年度 京都教育大学 教育を考えるセミナー
「多文化の子どもの学びを考える――学びとことば」
- 日時:2008年2月2日(土)
- 場所:京都教育大学附属桃山中学校 (京都市伏見区桃山井伊掃部東町16)
- 主催:京都教育大学教育研究交流会議・国際理解教育分科会
- 共催:京都教育大学教育実践総合センター
- 後援:京都府教育委員会(申請中)・京都市教育委員会(申請中)
- チラシ[PDF]をダウンロード
[※以下,チラシより転載] 在住外国人の増加に伴い,学校の多言語化・多文化化も急速に進展しています。多文化の子どもたちの学びを支えるための「ことばの力」を伸ばすために,どのような指導を行ったらよいのでしょうか。
本セミナーでは,小学校と中学校での実践について考えるとともに,年少者日本語教育研究の第一人者である川上郁雄氏に,日本語を母語としない子どもたちの日本語能力を捉えるための「バンドスケール」についてご講演いただきます。また全員で,多文化の背景を持つ子どもたちが活き活きと学べるようなことばの教育のあり方について話し合います。
お忙しい時期とは存じますが,ふるってご参加くださいますようお願い申し上げます。
プログラム
13:30-13:45 | 開会のことば 趣旨説明 |
13:45-14:45 | 実践報告
|
15:00-16:00 | 講演:川上郁雄(早稲田大学)
|
16:15-16:45 | 全体討議 |
16:45-16:50 | 閉会のことば |
参加お申し込み
参加希望の方は1月25日(金)までに下記宛電話またはメールでお申し込みください。
- 京都教育大学日本語教育研究室(浜田)
- tel:075-644-8237
- e-mail:hamadam @ kyokyo-u.ac.jp