修士課程21期生(2011年度4月入学)

大森麻紀(おおもり あさき)

研究・関心

複数言語環境で成長する子どもがどのように自分を捉え,自信を持てるようになるかということに関心があります。その中で,子どもに関わる「他者」である支援者は,子どもや支援にどう向き合い,関わっていくべきなのかということを考えていきたいです。

自己紹介

青山学院大学文学部日本文学科日本語教育専攻卒業。

学部時代に,地域の小学校でJSLの子どもへの支援ボランティアを経験したことを契機に,年少者日本語教育に興味を持ちました。JSLの子どもたちに関わり,子どもたちの学びをサポートしていきたいと思う一方で,支援者として「わからない」「できない」ことも多くありました。ことばの学びについてもっと専門的に学び,貢献したいと思い,大学院への進学を決めました。

業績

論文
  • 大森麻紀(2012).年少者日本語教育における読み書き支援をデザインする視点 ― 「他者」への意識とことばの学びの関わり『年少者日本語教育実践研究』18.
  • 大森麻紀(2011).実践者と子どもの関係性を考える ― 子どもの「わかんない」を避けたいという気持ちへの着目から『年少者日本語教育実践研究』17,50-57.
研究発表
  • 大森麻紀,本間祥子,上原龍彦(2012年3月4日).「『本』の世界を通してことばの学びを考える ― 被災地での『せかい子ども音読大会』の実践から」「移動する子どもたち」国際研究集会(東京:早稲田大学).

原絵莉子(はら えりこ)

研究・関心

日本語を学ぶ子どもたちが,学校の在籍クラスの学びに参加できるような支援とは何か,について研究しています。日本語を学ぶ子どもたちが,在籍クラスでどのように自分たちのことばで聴かせることができるのかを,教育実践を通じて考えていきたいです。

自己紹介

早稲田大学国際教養学部国際教養学科卒業。在学中に,日本語教育学研究を副専攻として履修しました。同時に地域でのボランティアをし,多くの日本語を学ぶ子どもたちと出会いました。彼らと接する中で,彼らが多くの問題を抱えていることを知りました。そのような中でも,彼らのきらきらとした姿が印象的でした。このような経験を経て,年少者日本語教育に興味を持つようになりました。

現在も,地域のボランティアなどで日本語を学ぶ子どもたちと関わっています。その中で,彼らのきらきらした姿を見ながら,私自身も成長していきたいです。

人見美佳(ひとみ みか)

研究・関心

JSLの子どもたちへの日本語教育の捉え直しが行われている昨今,ライフコースを視野に入れた教育の重要性が挙げられています。私は幅広く長い視野で「ことばの学び」や「ことばの力」を考え,そして具体的な実践や支援の形とはどのようなものかを研究したいと考えています。

自己紹介

関西外国語大学国際言語学部国際言語コミュニケーション学科卒業。副専攻として日本語教員養成課程を修了。同時に,中学校・高校教員免許(英語)を取得。

大学在学中,高校で教育実習をさせて頂きました。そこでのJSL生徒との出会いを契機に,年少者日本語教育,とりわけ高校生への日本語教育に興味を持ち,貢献したいと考え,大学院へ進学しました。

業績

論文
  • 人見美佳(2011).取り出し支援における指導員と生徒に必要な関係性とは ― 日本語に「自信」を持つために『年少者日本語教育実践研究』17,10-15.
書評
  • 人見美佳(2011).ブックレビュー:齋藤ひろみ(編)『外国人児童生徒のための支援ガイドブック ― 子どもたちのライフコースによりそって』.http://www.gsjal.jp/kawakami/ido_saito2.html
発表
  • 上原龍彦,人見美佳(2012年3月4日).「複数言語意識は将来の進路選択にどのような影響を与えているのか ―『大学進学』を果たした『移動する子ども』に対するインタビュー分析を通して」「移動する子どもたち」国際研究集会(東京:早稲田大学).

マルケス ペドロ

研究・関心

第二言語として日本語を学ぶこどものアイデンティティ形成に関心があります。JSLのこどもが学校内・外でどのように自分を表象するのか,日本語を身につけていく中でその表象の仕方が変わっていくのか,またどのように変わるのかについて研究していきます。

自己紹介

サンパウロ大学総合哲学文学人文科学部日本語日本文学科卒業。

大学3年次に,慶應義塾大学に留学。大学卒業後2年間,サンパウロ大学言語教育センターで日本語講座の講師としての活動により日本語教育研究,またバイリンガリズムや第二言語研究に興味を持ち始めました。2010年からは,文部科学省の国費留学生として日本に在留する多くのブラジル人児童の教育問題を早稲田大学で研究に来ました。今後は,日本語とポルトガル語の環境を移動するブラジル人児童をスタートポイントに,アイデンティティ形成と言語習得の関わりを学び続けたいと思っています。