20期生(2010年度9月入学)

本間祥子(ほんま しょうこ)

当研究室,博士後期課程に進学 >

沢里翔子(さわさと しょうこ)

研究・関心

「移動する子ども」として複数言語に囲まれて成長した人々が,それぞれの「ことばの学び」を通じて自らのことばをどのように捉えているかに関心があります。複数言語に囲まれて生活した経験や,その中で構築された他者との関係性は彼らにとってどのような意味を持っているのか,その中で「ことば」はどのように位置づけられているのか,自分自身の経験も踏まえて研究したいと考えています。

自己紹介

早稲田大学国際教養学部国際教養学科卒業。在学中にボランティアとして日本語の授業に参加したことがきっかけで,日本語教育という分野に興味を持つようになりました。私自身が国際教養学部という英語と日本語の間の世界で感じたことと重なっている部分があり,様々な文献を読む中で特に「移動する子ども」という概念に強く惹かれました。「移動する子ども」の「ことばの学び」について考えることで,今後自分自身がどのような日本語教育を目指すべきかを模索したいと考えています。

論文

  • 沢里翔子(2013).『「移動する子ども」だった教師が言語教育実践を行う意義――日中バイリンガルの子どもの言語教育に携わる教師の事例から』早稲田大学日本語教育研究科修士論文(未公刊).

今井美希(いまい みき)

研究・関心

日本語を学ぶ子どもが自分らしさを表現できることばの学びに関心があります。子どものことばの学びの世界がどのように発達し広がっていくのか考えていきたいです。

自己紹介

専修大学文学部日本語学専攻卒業。

学部時代に地域の学習支援の教室でJSLの子どもたちに勉強を教えたり,進路支援に関わってきたりしたことで日本語教育に子どもという領域があることを知りました。様々な不安や葛藤を抱えながらも前向きに日本語を学ぶ子どもたちの姿に心をうたれ,子どもたちのことばの学びを専門的に学び,貢献したいと思い進学を決めました。大学院の2年間は,子どもたちの学ぶ姿に刺激を受けながら,私自身も考えを深めることや学び続け,成長していくことの喜びを改めて感じることができました。修了後も,「移動する子ども」に限らず,子どもの教育に携わっていきたいと思います。学び,成長していくことの喜びや楽しさを子どもたちにも伝えていけたらと思います。

学位論文

  • 今井美希(2012).『子どもの不安に耳を傾け,自信を育むことばの支援――聴くということを手がかりに』早稲田大学日本語教育研究科修士論文(未公刊).