修士課程19期生(2010年度4月入学)
相浦裕希(あいうら ゆうき)
研究・関心
年少者日本語教育における「書く」指導に関心があります。JSLの子どもが日本語で「書く」意味とは何か,日本語で「書く」ことはJSLの子どもにどのような効果をもたらすのか,また,私たち教育実践者は子どもの「書く」プロセスをどう捉えるのか,ということについて,教育実践を通して研究していきます。
自己紹介
早稲田大学教育学部英語英文学科(学際コース)を卒業しました。学部生の時に,「日本語教育学研究」(早稲田大学オープン科目,テーマカレッジ)という科目群を副専攻として履修し,日研への進学を決意しました。その中でも,「子どものための日本語教育」を受講したことが契機となり,年少者日本語教育に興味を持つようになりました。学部4年次から始めた,都内公立中学校での日本語学習ボランティアを現在も継続しており,教育実践を通して自分の問題意識を日々深めています。
研究業績
論文
- 黒田史彦,古賀和恵,坂田麗子,武一美,古屋憲章,栁田直美,相浦裕希,山本由紀子,横山愛子(2011).日本語学習ポートフォリオの構築に向けて ― 日本語学習ポートフォリオ運用活動プロジェクト報告.細川英雄『日本語センター及び日研におけるポートフォリオ実施のための理論と実践』(pp. 5-48)早稲田大学日本語教育研究センター一般研究(2010年度重点研究).
- 相浦裕希(2011).私はどのような実践研究を目指すのか ― 子どもの「その子らしさ」と実践者の「私らしさ」.細川英雄『日本語センター及び日研におけるポートフォリオ実施のための理論と実践』(pp. 76-82)早稲田大学日本語教育研究センター一般研究(2010年度重点研究).
- 相浦裕希(2010).「書く」指導における協働的推敲行為 ― 子どもの「書きたいこと」と教育実践者の「見立て」のズレ『年少者日本語教育実践研究』15,20-26.
研究発表
- 相浦裕希(2011年2月24日).「JSLの子どもの取り出し支援の問題点と可能性 ― 新聞作成活動から子どもの「書く」力を考える」第2回関東:年少者日本語教育研究フォーラム(東京:早稲田大学).
佐伯なつの(さえき なつの)
研究・関心
複数言語環境で育つ子どもが,どのように日本語を自分の中に位置づけ,生きていくのか,そのために必要な「ことばの力」とは何かについて関心を持っています。
日本語教育者として,複数言語環境で子どもを育てる親としての両面から考えてみたいと思っています。
自己紹介
慶応義塾大学文学部人間関係学科卒業。
大学卒業後3年半の商社勤務を経て,結婚を機に日本語教師の資格を取得した後,中国駐在生活における自分の外国語学習経験と,日本語学習を通して大きく成長した一人の少女との出会いから,日本語教育を学びなおしたいと思い,大学院進学を志しました。
また,現在インターナショナルスクールに通う私自身の子どもも,家庭内では日本語,学校では英語,という言語間を「移動する子ども」です。
「移動する子ども」を育てる親の立場から,子どもの日本語教育について研究を進めていきたいと考えています。
横山愛子(よこやま あいこ)
研究・関心
多様な背景をもつJSLの子どもにとって,将来の進路もまた多様であり,彼らは可能性を秘めています。特に進路を考え始める中高生を対象に,将来の選択肢を広げる支援をいかに日本語教育の分野から携わっていけるか教育実践を通し考えていきたいと思っています。
自己紹介
関西外国語大学外国語学部英米語学科卒業。副専攻として日本語教員養成課程を修了。卒業後はアメリカの大学にて日本語のティーチングアシスタントを,スウェーデンの大学では日本語講師を経験しました。スウェーデン滞在中,移民のための言語教育の重要性を知り,帰国後は移民に日本語を教えたいと思うようになりました。地域の日本語ボランティア活動やフォーラムに参加し,年少者日本語教育の重要性と年少者の可能性に魅力を感じ,大学院で年少者のための日本語教育を学びたいと思い進学しました。
研究業績
論文
- 黒田史彦,古賀和恵,坂田麗子,武一美,古屋憲章,栁田直美,相浦裕希,山本由紀子,横山愛子(2011).日本語学習ポートフォリオの構築に向けて ― 日本語学習ポートフォリオ運用活動プロジェクト報告.細川英雄『日本語センター及び日研におけるポートフォリオ実施のための理論と実践』(pp. 5-48)早稲田大学日本語教育研究センター一般研究(2010年度重点研究).
- 横山愛子(2010).「なりたい自分」をともに考える支援者を目指して『年少者日本語教育実践研究』15,36-43.
研究発表
- 横山愛子(2011年2月24日).「JSL高校生の日本語学習の意味づけを考える ― X高校における『ライフストーリーインタビュー』活動から」第2回関東:年少者日本語教育研究フォーラム(東京:早稲田大学)