飯野令子(いいの れいこ)

自己紹介

青山学院大学文学部史学科卒業。民間の日本語教師養成講座修了後,都内の日本語学校に勤務。その後,青年海外協力隊員,同シニア隊員として中国に赴任。中国で小・中・高校の日本語教育に携わったことから年少者日本語教育に関心を持ち,早稲田大学大学院日本語教育研究科修士課程に入学。2005年,博士後期課程に進学すると同時に,国際交流基金日本語教育専門家として,ハンガリーに赴任(報告:「ハンガリーより」)。帰国後,2009年,早稲田大学日本語教育研究センターインストラクター(非常勤)。2012年4月より早稲田大学日本語教育研究センター非常勤講師,神奈川大学外国語学部非常勤講師。2012年7月に博士号を取得。

研究・関心

中国で,小・中・高校で日本語を教える非母語話者教師に教授法をアドバイスしたり,研修を実施したりする業務についたことをきっかけに,日本語教師の研修を研究テーマとするようになりました。その後,教師研修を行うには,教師の成長とは何かを明らかにする必要があると考えるようになり,「日本語教師の成長」を研究テーマとしてきました。今後は,「日本語教師の成長」の研究をさらに深めながら,教師養成や研修の具体的な方法も提案していきたいです。

学位論文

  • 飯野令子(2012).『日本語教師の成長の再概念化――日本語教師のライフストーリー研究から』早稲田大学大学院日本語教育研究科博士論文(未公刊).
  • 飯野令子(2005).『日本国外の初等中等教育段階における「人間教育」としての日本語教育のための教師研修』早稲田大学大学院日本語教育研究科修士論文(未公刊)[概要:PDF]

研究業績

論文

  • 飯野令子(2012).日本語教師の成長としてのアイデンティティ交渉―日本語教育コミュニティとの関係性から『リテラシーズ』11,1-10.http://literacies.9640.jp/vol11.html
  • 飯野令子(2011).多様な立場の教育実践が混在する日本語教育における教師の「成長」とは――教師が自らの教育実践の立場を明確化する過程『早稲田日本語教育学』9,137-157.http://hdl.handle.net/2065/31750
  • 飯野令子(2010).日本語教師のライフストーリーを語る場における経験の意味生成――語り手と聞き手の相互作用の分析から『言語文化教育研究』9,17-41.http://gbkk.jpn.org/vol09.html#vol1
  • 飯野令子(2009).「文化を越えて人間関係を構築する」日本語教育のための教師研修.川上郁雄(編)『海の向こうの「移動する子どもたち」と日本語教育』(pp. 221-239)明石書店.
  • 飯野令子(2009).日本語教師の「成長」の捉え方を問う――教師のアイデンティティの変容と実践共同体の発展から『早稲田日本語教育学』5,1-14.http://hdl.handle.net/2065/28937
  • 飯野令子(2009).日本語コースにおける教師の学習――教師の参加の深まりと日本語コースの発展『国際交流基金日本語教育紀要』5,33-48.http://ci.nii.ac.jp/naid/110007033657
  • 飯野令子(2004).対話による「読み」と「書き」の指導『年少者日本語教育実践研究』3,97-105.http://gsjal.jp/kawakami/youngjis03.html#m2
  • 篠崎摂子,飯野令子,曾麗雲(2004).中国遼寧省の小学生用日本語教材制作について――海外での日本語教材制作のあり方『日本語国際センター紀要』14,87-104.http://ci.nii.ac.jp/naid/110000940225

発表

  • 飯野令子(2012年6月23日).「日本語教師研修としてのライフストーリー・インタビューの可能性――ライフストーリー・インタビューの実例をもとに」2012年度日本語教育学会研究集会第3回〈北陸地区〉(富山大学).
  • 飯野令子(2009年3月28日).「日本語教師のアイデンティティの構築――重層的な実践共同体への参加を通して」早稲田大学日本語教育学会2009年春季大会(早稲田大学).
  • 飯野令子(2008年10月11日).「『教師の主体性』の出現――『学習者の主体性』が保障されるとき」2008年度日本語教育学会秋季大会(山形大学).
  • 飯野令子(2008年3月29日).「成長する日本語教師を読み解く――ライフヒストリーの分析から」早稲田大学日本語教育学会2008年春季大会(早稲田大学).
  • 飯野令子(2006年9月15日).「教師の『成長』を促すコース運営――ハンガリーにおける一般成人コースを例に」第11回ヨーロッパ日本語教育シンポジウム(オーストリア,ウィーン大学).
  • 飯野令子(2006年8月12日).「ハンガリーの日本語学習者の特徴と日本語コースの方向性――ブダペストの一般成人向けコースを例に」第19回日本語教育連絡会議(スロベニア,リュブリャナ大学).
  • 飯野令子(2005年9月25日).「ビジターセッション設計の視点――すべての参加者が学ぶために」第2回ブルガリア日本語学・日本語教育シンポジウム(ブルガリア,ソフィア大学).
  • 飯野令子(2004年10月10日).「『人間教育』としての日本語教育のための教師研修――中国小学校日本語教師研修会を例に」2004年度日本語教育学会秋季大会(新潟大学).
  • 飯野令子(2004年8月7日).「中国遼寧省小学生用日本語教材制作と教師研修との連携――中国の初等教育段階の授業のあり方」2004年日本語教育国際研究大会(昭和女子大学).

報告

  • 飯野令子(2005).「ハンガリーより@国際交流基金ブダペスト事務所」早稲田大学大学院日本語教育研究科年少者日本語教育研究室.http://gsjal.jp/kawakami/iino01.html