講義概要

川口義一担当講義の概要と,各科目の参考文献一覧です。

外国語教授法研究

A.外国語教授法の理論と実験

この講義では,外国語教授法の紹介を行う。数ある外国語教授法の中から,「オーディオリンガル・アプローチ」「サイレント・ウェイ」「TPR」「ナチュラル・アプローチ」「ベルボ・トナル・システム」「コミュニカティブ・アプローチ」を取り上げ,その理論的背景を説明するとともに,それらの教授法を使って,受講者が模擬学生になる,外国語のモデル授業を行う。その模擬学習を通して,各教授法の特徴を検討するとともに,外国語の学習・教授とは,何をすることかを議論する。

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B.教材・教授法分析

この講義では,日本語教育の教材・教授法の分析を行う。日本語教育の初級段階-初中級段階の学習者を対称にした教科書・教材あるいは教授法の応用に関する文献などを調査し,どういう教材や教授法が理想的であるかを議論する。また,この段階で取り扱う文型・文法項目,漢字教育,発音練習などの中に,前期で扱った教授法のアイデアがどのように取り入れられるかを,具体的な教授事項を例にとって考える。これらの議論を通じて,今後の外国語・日本語教授法がどのような理念を持つべきであるかを検討する。

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日本語教育実践研究(4)

この実践研究では,別科日本語専修課程の初級講座のうち,初級前半レベルの「日本語1A」(木曜日・1限)と初級後半レベルの「日本語1B」(水曜日・1限/2限)のうち1クラスを,参与観察する。その際,学習者の中に入って彼らの隣に座り,ときには彼らの学習支援を行い,ときにはともにタスクに取り組みながら,授業観察を行う。こうすることによって,学習者の視点から授業の構成や教授法のテクニックを観察できるばかりでなく,特定の学習者の学習過程を身近に観察することができる。それは,中間言語の生成過程を見ることであり,学習者の学習スタイルや学習ストラテジーを知ることであり,またクラスダイナミックスはどのように働くか,クラス内の人間関係は学習にどう影響するか,そして学習者はいかに自己開示を行うか等について,具体的な事例に触れることでもある。

同日の3時限に置かれた「実践研究」クラスでは,ついさっき観察してきた学習者たちのさまざまな振る舞い,そして教師の授業構成や運営について,受講者の感じたところを発表し,疑問に感じたところを討論する。それによって,第二言語を学ぶということとそれを教えることはどういうことなのかについて,受講者がより深い理解に達し,学習と教授に対する自己の姿勢を確立することを目指す。

さらに詳しい紹介(『早稲田大学日本語教育』第2号より)

実習クラス

別科日本語専修課程の初級講座のうち,初級前半レベルの「日本語1A」(木曜日・1限)と初級後半レベルの「日本語1B」(水曜日・1限/2限)のうちどちらか1コマかを選択する。

参考

公開講座 オンデマンド授業「日本語教育の方法 ― 文型指導の考え方」

日本語を外国語として教えるときに,「文法」はどのように指導するのでしょうか。私たちが学校で習った「活用表」を外国人にも覚えさせたりするのでしょうか。

実は,日本語教育の文法指導では,そのようなことはせずに,実際のコミュニケーションの中で生きて働いている文法を教えるのです。この講座では,そのような文法指導の考え方を,きれいなイラストによって紹介します。ここが日本語教育への第一歩です。

オンデマンド講座についての詳細は,早稲田大学日本語教育センターオンデマンド日本語講座のWEBサイトをご覧ください。

公開講座「21世紀の日本語教育学へ」 ― 外国語教授法

この講義では,外国語教授法のうち,オーディオ・リンガル・アプローチとサイレント・ウエイおよびTPRとナチュラル・アプローチを紹介します。それぞれの教授法の理論的な背景の解説をするだけでなく,それらの教授法を使って外国語のモデル授業をします。その模擬学習体験を通して,各教授法の特徴を検討するとともに,外国語を学ぶとはどういうことかを考えます。

公開講座についての詳細は,早稲田大学日本語教育センター公開講座のWEBサイトをご覧ください。