田邉 充博

26期生(2013年9月入学)

研究テーマ

  • 海外に赴任する日本語教師は現地の日本語教育にどのような関わりができるのか

修士論文

  • 田邉充博(2015).『海外に赴任する日本語教師は現地の日本語教育にどのような関わりができるのか――実践の内省と現地日本語教師の語り合いから』早稲田大学大学院日本語教育研究科修士論文(未公刊).[概要書

日本語教育歴

2013-10~2015-07
都内日本語学校非常勤日本語教師
2011-08~2013-07
国際交流基金派遣米国若手日本語教師(ワシントン州シアトル・ルーズベルト高校)
2009-03~2011-03
国際協力機構青年海外協力隊派遣日本語教師(モルディブ共和国マレ・モルディブ短期大学観光学部)
2004-05~2007-08
台湾台北市日本語学校常勤日本語教師

自己紹介

私は大学院に入学するまで海外の日本語教育に携わってきました。現地の日本語教育を支援しようと日本から赴任し,教材や教授法を現地に持ち込み,現地の人々に感謝され任期を終えましたが,本大学院での授業やゼミで自身の実践を内省し,自分の実践は現地の日本語教育支援を考えているようで,結局日本からの赴任者中心の日本語教育ではなかったかと疑念を持ちました。

海外では日本語教育研究機関や日本語教師養成機関が少なく,現地調査では教材,教授法の不足が報告されています。しかし,「不足」というのは日本からの観点であり,日本から赴任する日本語教師が持ち込む日本語教育は,日本を中心にしたものです。一方的に日本から日本の日本語教育を持ち込むのではなく,現地の日本語教師と日本からの赴任者はどのように関わり合い,現地の日本語教育を創ることができるのかを修士論文で書きました。修了後は現場で書き上げたことを実践していきます。