敷浪のぞみ(しきなみ のぞみ)

博士後期課程2017年度春入学

研究テーマ

言語教育政策のマクロとミクロの関連――地方自治体の言語教育政策の現状をもとに市民性と公共性から考える

修士論文では「言語政策」というキーワードを発端としつつ,実践を通して自分の問題意識の根底にあった「日本に住む外国人の日本語学習が保障されないことは問題だ」という前提を見直すに至った過程を書きました。その気づきをもって,改めて言語政策という課題に取り組んでいます。

日本に住む(来る)外国人が日本語を学ぼうとすることを,どのように制度的に保障することができるのか(するべきなのか)。「学習する自由」と「教室場面に表れない自由」はどのように守られることができるのか,なかなか答えが出せない問いですが,頭の中のごちゃごちゃを少しずつ形にしていけるように勉強中です。

修士論文

  • 敷浪のぞみ(2017).『地域日本語教育における「社会」を問い直す――当事者である定住外国人とともに行うアクションリサーチを通して』早稲田大学大学院日本語教育研究科修士論文(未公刊).

業績

  • 敷浪のぞみ(印刷中).地域日本語教育における定住外国人の捉え方を問う――「問題解決型教育」の試みを通して『早稲田日本語教育学』23.

日本語教育関係の経歴

2015年7月~現在
ビジネスマン対象の日本語教室非常勤講師
2012年10月~2015年3月
静岡県浜松市の民間日本語学校にて非常勤講師
2010年2月~2015年3月
NPO法人浜松日本語日本文化研究会所属。静岡県からの委託事業,文化庁委託事業「『生活者としての外国人』のための日本語教育事業」,技能実習生のための企業内日本語教室などのコーディネーターおよびクラス担当