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お知らせ

【受講者募集:4月開講】オンデマンド公開講座
「私はどのような教育実践をめざすのか ― 日本語教師のための国際ネット対話プロジェクト実践」

だれでも,どこからでも受講できる早稲田大学日本語教育学オンデマンド講座では,2012年度から新たにBBSで双方向性もUPして「テーマ型」コースを開設します。細川は「私はどのような教育実践をめざすのか ― 日本語教師のための国際ネット対話プロジェクト実践」を担当します。

チラシ

※申し込み締め切りは,原則2012年4月6日(金)ですが,以後数日間は申し込みを受け付けいたします。ただし,その際は講座初日までに受講者登録が完了しない場合がありますことをご了承下さい。

講座の動機と目的

このプロジェクトは,国内外世界各地の日本語教師および教師希望者を対象に,インターネットによる対話を実施し,それぞれにとっての「私はどのような教育実践をめざすのか」という問いを明確にしていくことを目的としています。まずインターネット上に配信したプログラムに参加希望を募り,その参加者を対象に,ネット上でのやり取りを経て,それぞれのめざす教育実践についてのレポートをまとめる作業を行います。

私は,これまでさまざまな形でインターネット上の交流システムを開設してきました。これらのプログラムでは,日本語教師の方々のさまざまな声を聞かれました。その多くは,教材の学習項目を一方向的に教えることへの疑問だったのですが,一方で,もし教材がなかったら自分は教室で何ができるのかという不安の声でした。この不安は,「私はどのような教育実践をめざすのか」という自分自身への問いの欠如からくると考えられます。

しかし,多くの教師は,その問いを自分以外の他者と交換する機会もなく,特に海外で日本語を教える現場では,いつの間にか孤立してしまいがちです。こうした状況を乗り越え,教師間のネットワークを築くためにも,今回の実践プロジェクトはきわめて有効であると確信します。

なお,プロジェクトは,2012年4月中旬より開始しますが,1か月前からプレ番組を配信し[プレ番組を見る],具体的なイメージをつかめた方がプロジェクトに参加できるようにします。下記の1回分はそれぞれ2週間の活動となります。

  • 第1回 自己紹介と各自のテーマ決め(2012-04-16~04-29)
  • 第2回 テーマをめぐるやり取りについて(2012-04-30~05-13)
  • 第3回 テーマから対話へ(2012-05-14~05-27)
  • 第4回 対話報告活動(2012-05-28~06-10)
  • 第5回 まとめと結論(2012-06-11~06-24)
  • 第6回 冊子作成へ(2012-06-25~07-08)

くわしくはプレ番組をご覧下さい

なお,この講座は,国際研究集会「私はどのような教育実践をめざすのか」― 言語教育とアイデンティティ(2012年9月早稲田で開催)と連動した企画です。

多くの方々のご参加をお待ちしております。

【動画公開】2012年度早稲田大学日本語教育学会講演会
「コーチとしての教師とは何か ― 仕事をする人に伴走する人間的なコーチングの理論と実践」ドミニック・ジャイヨン氏

  • 2012年3月22日(木)早稲田大学
  • 製作・著作:早稲田大学日本語教育学会

※順番に再生されない場合はYoutubeの再生リスト「2012年度早稲田大学日本語教育学会講演会」から「フルスクリーンにせずに」ご覧下さい。

【新刊】『言語教育とアイデンティティ ― ことばの教育実践とその可能性』

表紙
  • 細川英雄(編),春風社[紹介ページ]より2012年1月刊行
  • 2940円(税込)/A5判/ISBN:9784861102899
  • 関連記事: 春風社の『目録新聞』に「この研究室が面白い!―細川英雄研究室(早稲田大学大学院日本語教育研究科)」が掲載[PDF:ダウンロード

ことばは人をつくり文化をつくり社会をつくります。では,人は何のためにことばを学ぶのでしょうか。

言語教育が,その重要な問いを見失ったまま,「効果的な」な教育方法を求めて突き進んできたツケが今,日本のことばの教育を根底から揺さぶることになっていると考えることができます。

本書では,言語教育そのものが人間形成の支援であり,人間によっておこなわれる文化的かつ社会的な営みであるという視点に立ち,ことばの教育をアイデンティティという観点から新しく総合的に捉えなおす試みとして位置づけます。ここでいうアイデンティティとは,個人がさまざまに有している複数の自己の姿であり,そうした複数の自己の形成・更新にとって,言語教育はどのような意味を持ち,どのような役割を果たすのでしょうか。こうした問題を,言語教育政策への提案も視野に入れつつ,継続的な議論を積み上げていく場が今,本書によって,拓かれようとしています。(はじめに,より抜粋・一部改変[全文は春風社のページから])

【新刊】Japanese Language Education: A Bridge between Language & Culture『日本語教育―ことばと文化の掛け橋』

表紙『日本語教育―ことばと文化の掛け橋』
  • Lakshmi, M. V., Hosokawa, H., & George, P.A. (Eds.)
  • 2012年,Northern Book Centre(インド)刊
  • ISBN: 81-7211-305-6
  • 日本での入手方法は,週刊メルマガ「ルビュ言語文化教育」各号の「お知らせ」をご覧ください。

Language Education in India, over the past few years has evolved with new curricula to serve a varied range of learners at various levels be it in the academia, the business world, in school curriculum or as a hobby class .With 'global' being the catch word in all fields, effective communication necessitates not just proficiency in the language concerned, but also in the culture of the land to be able to reach out to its people.

This volume addresses various issues of relevance that pertain to Language Education and focuses on the indispensable role of Culture in Language Education from a variety of perspectives of teaching, and learning. Case studies to ascertain the role of Culture incorporated into the Language classroom have been taken up for Japanese and Korean Languages while addressing issues that would be applicable to many other languages as well.

It is felt that this book would be a good resource material for teachers, researchers, students, educationists, and help to open new vistas of research in fields of Japanese Language Education and Language education at large.

(以上,Jawaharlal Nehru University Libraryによる紹介)

もくじ

前書き:ことばと文化を結ぶために―これからのインドにおける日本語教育に向けて / 細川英雄
Preface / Editor's Note - M. V. Lakshmi
Part 1. Keynote Address
「ことばの市民」になるということ ― 言語教育がことばと文化を結ぶ / 細川英雄
Part 2-A. Language Education: Methods and Issues (Reseach Papers in Japanese)
2.言語教育における「自分誌」活動の可能性―ことばとアイデンティティを結ぶために / 高橋聡
3.自分史活動で学習者は何を体験していたか―振り返りインタビューを基に / 長嶺倫子
4.「辞書の言葉」が「自分の言葉」になるとき―「考えるための日本語1」参加体験からの考察 / 原伸太郎
5.日本語教育における対話的アセスメントの意義と可能性 / 市嶋典子
6.「自分の日本語」が育まれる日本語教育の必要性―「日本語が上手になりたい」ある学習者の変化から / 鄭京姫
7.上級日本事情科目における文章指導法研究 / P. A. George
8.通訳養成に文化面に関する知識が不可欠である / Prem Motwani
9.コミュニケーションに見られる文化の影響:自分が言いたいことは相手にそのまま受け取られているのか / Sanchit Anand
10.恥の文化 対 罪の文化 / Shubhra Rajput
11.言語教育はことばと文化を結ぶ―日印文化共通点 / Varun Tomar
12.インドの大学における日本語学習者の特徴―ジャワハルラル・ネール大学における言語使用状況調査と言語学習ビリーフ調査をもとに / Matsumoto Aya
Part 2-B. Language Education: Methods and Issues (Research Papers in English)
13. Verbs in Context: Usage Patterns of Verbs of Giving and Receiving in Japanese and Hindi. - Sushama Jain
14. Learner Anxieties and Fears in Public speaking: A study - Janashroti Chandra
I5. Understanding Figurative Language: Figurative collections and/or one word metaphors in Japanese - Reema Singh
16. Aspects of Traditional Family in Japan and Maharashtra as seen through the Proverbs - Nissim Bedekar
17. Understanding the Cultural meaning of Cow from proverbs and idioms: Korean & Hindi - Jong Min Kim
18. Translating Cultures: Impact of Texts on Learner Perception of a Target Culture - M. V. Lakshmi
19. Korean Language and Culture Teaching in the Indian Context: Status and Strategies - Ravikesh
20. Role of Language in Learning Culture through Literature - Rupa Singh

日本での入手方法は,週刊メルマガ「ルビュ言語文化教育」397号〜の「お知らせ」をご覧ください。